賑やかな飲み屋街が広がる大井町。ふらっとハシゴ酒をするのも楽しい街ですが、少し路地に入ると、落ち着いてのんびり過ごせる素敵なお店に出会えます。
今回お邪魔した『かずさや』は、まさにそんな大井町の良さをぎゅっと詰め込んだような一軒。駅から歩いてたったの3分ほどなのに、扉を開けると外の賑やかさを忘れてしまうくらい、心地よい空気が流れています。
手仕事見えるカウンターと寛げる掘りごたつ個室
店内に入ると、木の温もりが優しいカウンター席がお出迎え。大将の手元がよく見える特等席で、気さくな会話を楽しみながら一人飲みやデートを楽しむお客さんで程よく賑わっています。料理人さんとの距離が近いのに、かしこまらずにリラックスして過ごせる空気感がとても素敵です。

そしてお店の奥には、最大18名まで入れる掘りごたつの完全個室もあります。足をしっかり伸ばして寛げるので、気の置けない仲間との飲み会はもちろん、ちょっとした会食にもぴったり。駅近でアクセスのいい場所に、こんな風にプライベート感を大事にできる個室があるのは、知っておくと本当に重宝しますよね。
市場直送の鮮魚盛り合わせ
最初に出てきたお通しは、優しい湯気を立てる大根と烏賊の煮もの。箸を入れるとスッと崩れるほど柔らかい大根には、烏賊の旨みとお出汁が芯までしっかり染み込んでいて、思わずほっこりした気分になります。

続いていただいたのは、大将が市場から選りすぐっているというお刺身の盛り合わせ。
厚みのある鮪はきめ細やかな脂が乗っていて、舌の上でしっとりととろけます。タコは丁寧な包丁仕事のおかげで、吸盤のコリッとした食感と身の弾力の両方が楽しめて、噛むほどに自然な甘みがじんわり。
磯の香りがふわっと広がるサザエは鮮度抜群で、小気味いい歯ごたえがクセになります。添えられたほろ苦い肝をちょっと絡めるとコクが増して、すっきり辛口の日本酒がぐいぐい進んでしまいます。

赤身、霜降り、たてがみの贅沢な馬肉食べ比べ
そして、「かずさや」に来たら絶対に外せない看板メニューが、熊本から毎日届く新鮮な馬肉です。都内でも馬刺しを食べられるお店はたくさんありますが、ここまで鮮度の良さをダイレクトに感じられる一皿にはなかなか巡り会えません。
「赤身」は深い赤色が本当に綺麗。余分な脂っぽさが全くなく、お肉本来のキレのある旨みがぎゅっと詰まっています。噛めば噛むほどピュアな味わいが広がって、生肉好きにはたまらない美味しさです。
「霜降り」は細かなサシが綺麗に入った贅沢な部位。お口に入れると体温でふんわりととろけて、優しい甘みがふわっと広がります。脂の重たさがなく、後味が驚くほどさっぱりしているのも新鮮な証拠ですね。
「たてがみ(コーネ)」は真っ白な見た目が印象的な希少部位。ぷりっとした弾力のある歯ざわりを楽しんでいると、上質な脂の甘みが口いっぱいに溶け出してきます。赤身と一緒に重ねて食べると、赤身の旨みとたてがみのコクが絶妙に合わさって、また違った美味しさが楽しめます。
甘みのある九州醤油や、すりおろしたての生姜・にんにくを好みに合わせて薬味にすれば、お肉の美味しさが一段と引き立ちます。コースを頼めば馬刺しだけでなく、温かい桜鍋などもいただけるそうで、こちらもとても気になります。

愛される温かい理由
市場から届く全国の旬魚と、毎日空輸される熊本直送の馬肉。2つの異なる看板食材を、どちらも確かな目利きと丁寧な手仕事で美味しく食べさせてくれる『かずさや』。
カウンターで大将と今日のおすすめを話しながら杯を傾けるのもよし、奥の個室で仲間とワイワイ美味しいお鍋を囲むのもよし。気取らずに美味しいものをしっかり楽しめる、そんな安心感があるからこそ、多くの人に愛され続けているのだと感じました。大井町で美味しいお魚やお肉をつまみながら、ほっと一息つきたい夜に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(#135)
| 住所 | 東京都品川区大井1-54-2 長谷川ビル 1F |
|---|---|
| 営業時間 | 【月〜土・祝日・祝前後】17:00 – 23:00(L.O. 料理22:30 ドリンク22:45) |
| 定休日 | 日曜日(※年末年始休み) |
| リンク | 食べログを見る → |
| 肩書き | グルメハンター / 東京サロン主宰 |
|---|---|
| 実績 | SNS総フォロワー23万人超。本当に美味しい店を厳選紹介。 |
| テーマ | グルメは最高のコミュニケーション |
| SNS | X TikTok |
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