柔道の世界選手権第2日は14日、ブダペストで男女計2階級が行われ、五輪2連覇で男子66キロ級の阿部一二三選手(パーク24)は準々決勝でオビド・ゼボフ(タジキスタン)に一本負けし、敗者復活戦に回りました。
この階級での敗戦は2019年8月以来となり、日本男子単独最多となる5度目の優勝を逃しました。
SNS上の感情
柔道世界選手権で阿部選手が同階級の相手にまさかの6年ぶりに黒星を喫したことに対し、SNSでは大きな話題となりました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「応援・期待」する声(楽喜)(67%)
「負けて良かった!五輪本番での課題が出来たし」
「この敗戦からまた連勝街道を切り開いて下さい」
「負けを糧に這い上がるタイプだと思うから、更なる高みへ」
「一二三さんも詩さんも、負けたことでより力を付ける気がする」
「益々凄みが増す」
「オリンピック三、四連覇目指して欲しい」
「いったん肩の力を抜いて楽しみながら続けてほしい」
「負けて学ぶ事もあるだろうからね」
「頑張ってください! 阿部選手!」
「本番は3年後」
主な「残念・惜しむ」(哀)声(25%)
「あらら、油断じゃないと思うけど」
「今回は残念でしたが」
「内股透かしか…どうしても篠原選手の事を思い出してしまうな」
「気持ちを切り替えて次にいい結果を出してほしい」
「もう相手はとことん研究した上で挑んでいる」
「紙一重の世界」
主な「批判・指摘」(怒)の声(8%)
「負けて人前で大泣きしなかったか心配だ」
「最近は柔道より、バラエティ番組によく出ていて、タレントになりたいんだろうな」
「私生活含めて気持ちが弛んでいた部分もあるような気がします」
「強いしすごい!けど、この場合、もう少し勝った相手を称えないといけない」
「相手の方に失礼です」
まとめ
今回の分析では、世界柔道で阿部選手が準々決勝に敗退したニュースに対し、今日の「負け」を糧にして次に繋げて欲しいという前向きな声が多く見られました。また、「誰にでも負けはある」という現実的な受け止め方や、相手選手への敬意を示す意見も目立ちました。一部には残念がる声や気の緩みを指摘する批判的なコメントもありましたが、全体的には応援や励ましのコメントが主流でした。
ライターコメント
阿部選手が同階級の相手に敗れるのは、2019年世界選手権準決勝の丸山城志郎戦以来、6年ぶりとなります。同じ階級の国際大会の連勝は52で止まりました。この大会での初戦となった2回戦はイタリアのマンツィ選手を相手に得意の背負い投げで技ありを奪って、有効と合わせて優性勝ちしました。3回戦はフィンランドのサハ選手に袖釣り込み腰で一本を奪いましたが、続く順々決勝では惜しくも敗退となりました。今回も金メダルが強く期待された阿部選手がまさかの敗退を喫したことに対し、SNSでは捲土重来を期待する声が大部分を占めました。確かに、どんな強い武闘家でも偶然の負けはあります。コメントでもあったように「負けて学ぶ事もあるだろうからね」ということかなと思いました。