女優の高石あかりさん(23)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第104話が26日放送され、家族たちが吉野イセ(芋生悠さん)の呪いの話に戦慄するなか、トキが一人だけ違うテンションで目を輝かせ、イセの「不幸」を引き継ぎ、少しずつ「怪談」に近づく展開に、Xでは「おトキちゃん」「おトキさん」「おイセさん」「人形の墓」などがトレンド入りしました。

村に伝わる言い伝えを聞くトキとヘブン
この日の放送では、トキの夫であるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の執筆活動を手助けしようと、トキたちがイセと村上茂吉(緒方晋さん)から村に伝わる言い伝えを聞き出しました。
最初は、既知の話や根拠のない言い伝えばかりでヘブンを満足させることができませんでしたが、トキが助け船を出したことで空気は一変。トキは茂吉に、イセが「呪われている」と言われている理由を尋ねました。
「人形の墓」という言い伝え
イセは「ばってんあの話は…」と戸惑いますが、これまでの流れから話さないと済まないような雰囲気になり、茂吉が「誠の呪いの話だけん」と怖がる前で、イセは覚悟を決めて「人形の墓」という言い伝えを語り始めました。
トキとヘブンは知らない話でしたが、女中のクマ(夏目透羽さん)は「聞いたことがあります…」と怖がり、その場を離れました。
大病や借金苦に見舞われたイセ
イセはもともと4人家族でしたが、10歳のときに両親が相次いで病死しました。イセによると、「村には、一軒の家で1年のうちに2人死ぬと、すぐに3人目が死に、4人目から先は、生き延びたとしても呪われた一生を過ごすという言い伝えがあり、藁人形を入れた人形の墓と言われる小さな墓を作れば、それが避けられると言われとったとです」と話しました。
イセは当時、迷信だとして兄とともに人形の墓を作りませんでした。すると、ほどなく兄が亡くなり、その後、慌てて人形の墓を作ったが時すでに遅く、大病や借金苦に見舞われました。
「だけん、いややったとです」
頼った親戚からもお荷物扱いされて家を追い出されるなど、呪われたような日々を送り、以来、言い伝えを信じるようになったといいます。
あまりにハードな内容に空気が凍り付く松野家。イセは「だけん、いややったとです。こん話ばすると、こぎゃん風になるけん」と後悔し、そのまま立ち去ろうとしました。
「来た来た! 感じちょる!」
するとイセが座っていた座布団にトキが素早く座り、「言い伝えば、ばかにしたらいかんですよ」と注意する茂吉に、「ばかになど…。むしろ、信じちょります!」と反論しました。
そして「信じちょるけん…、呪われるとか、楽しくて、ゾクゾクします」と目を輝かせ、「来た来た! 感じちょる! うわ~重たくなってきた、頭が痛い!」と自身の「状況」を説明。そのうえで、「おイセさん…不幸せ、私に乗り移ったけん。これからはきっと…ええことある。私も昔はええことなかった。だけど、今は、ええこと、いっぱいある! だけん、ね…」と言い残し、そのままバタリと倒れました。
「アナタノ、カンガエ、ワタシ、ヒツヨウ」
その晩。机に向かって原稿を書きながら、ヘブンはその日のトキの行動を「スバラシ、ココロ」とたたえ、トキがいたところにヴードゥー人形を置きました。
これでトキの不幸せが乗り移ったというヘブン。「アナタ、コトバ、アナタノ、カンガエ、ワタシ、ヒツヨウ。モットモット、ネガイマス」。そのヘブンの言葉に、トキは「はい」とだけ答えました。
SNSの反応まとめ(コメント分析)
「ばけばけ」第104話の放送に対し、X上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部で、放送後、Xに寄せられた投稿の中から200件のコメントを独自に分析したところ、視聴者の反応は以下の通りに分類されました。
SNS上の反応
- 感動・称賛 (42%)
- 喜び・感謝 (25%)
- 考察・分析 (18%)
- 寂しさ・喪失感 (8%)
- 批判・不満 (7%)
【分析データ】
調査対象: X上の「ばけばけ」第104話に関連するコメント
分析期間: 2月26日8時15分~10時00分
サンプル数: 200件
分析手法: テキストマイニング
「やっぱりおもしれー女」
SNS上のコメントを見ると、トキが、イセの呪いを自ら引き受け「あ〜痛い…楽しい」と呪われること自体を喜ぶ怪談オタク全開ぶりをツッコむ声が相次ぎ、「やっぱりおもしれー女」「呪われたがり(笑)」「笑いと切なさの同時ぶっこみ」との声が寄せられたほか、「誰かの痛みごと抱きしめようとする彼女の覚悟に、今朝は涙が止まらない!」などのトキの深い優しさに涙したという声も見られました。
このほか、怪談の背景を考察する反応も多く、「感染症の隔離」や「村社会のつらさ」といった、科学が未発達だった時代の人々の悲哀を見出す声なども寄せられたほか、人から人への悪意の連鎖を最終的にヴードゥー人形へ封じた見事なストーリー展開に感嘆する声も上がりました。
一方で、熊本編の停滞感への批判・不満も少なからず寄せられていますが、イセの登場により物語が再び動き出したと期待を寄せる意見もあります。このほか、放送終了が近づくにつれ、毎朝の習慣や出演俳優のSNS投稿も含めた「奇跡みたいな日常がなくなる」などの寂しさ・喪失感をつづる視聴者も増え始めています。
ライターコメント
まさか、自分から呪いを受けにいくとは思いませんでした。おトキちゃん、本当に根っからの怪談オタクなんですね。
そして次回105話では、おトキちゃんが「リテラリー・アシスタント」としてヘブン先生の執筆活動を手助けする展開が描かれます。ヘブン先生が学校に行っている間、おトキちゃんはネタ探しに奔走。学校では、ヘブン先生が授業の帰りに、同僚のロバート・ミラー先生(ジョー・トレメインさん)から日本人の妻のランさん(蓮佛美沙子さん)を紹介されます。英語ができるランさんの存在に触発されたのか、ヘブン先生はおトキちゃんに英語の勉強を再開しないかと提案します。
毎週金曜日は物語が大きく動く展開がほとんどです。明日もどのようなダイナミックな展開になるのでしょうか。見逃せませんね。
<ライタープロフィル>in my heart
産経新聞社の経済部で流通・食品・外食のほか、自動車、電機、エネルギー、通信などの民間担当のほか、日銀、財務省、総務省、国交省などの硬派部門も長く担当。最近は主にSnow Man、SixTONESなどのエンタメを担当。趣味は町中華や立ち飲み巡り。












