ボルネオの深い森でたった一頭でいるところを保護された、マレーグマの赤ちゃん「マンジャ」。深刻な栄養失調と脱水症状で、いつ命の火が消えてもおかしくない状態でした。あれから2カ月。ボルネオマレーグマ保護センター(BSBCC)から届いた最新ニュースは、世界中のファンを驚かせる「驚異の回復劇」でした。
体重は倍増、そして「空」へ!
保護当時2.2kgだった体重は、現在4.2kgへとほぼ倍増。 あどけなかった表情も、今では食欲旺盛で活き活きとした「クマらしさ」に溢れています。
そして何よりファンを感動させたのが、マンジャの「木登りデビュー」です。フラフラだった足取りはどこへやら、今では自分の力でスルスルと3メートルほどの高さまで登れるようになったのだそう。

マレーグマは一生の多くを木の上で過ごす動物です。この木登りの成功は、マンジャが野生復帰へと大きく一歩を踏み出した「自立」の証でもあります。
「みんな同じ顔」じゃない? マレーグマの見分け方
ところで、BSBCCの公式Xを見ていると、たくさんのマレーグマたちが紹介されていますが、「どうやって見分ければいいの?」と不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
実はマレーグマ、一頭一頭の顔がとっても個性的なんだそうです。その代表格とも言えるのが、「困った顔がかわいすぎる」と話題のルーディーちゃん。

公式Xより:「『マレーグマたちをどうやって見分けるの?』と聞かれるのですが、みんなお顔がかなり個性的なんです! こちらは、いつも困った顔をしているルーディーちゃん」
なんとも言えない「困り顔」がチャームポイントのルーディー。一度覚えてしまうと、もうほかのマレーグマとは見間違えようがありません。
マンジャがいつか3メートルと言わず、ボルネオの巨木のてっぺんから森を見下ろすその日まで。emogram編集部では、この小さな「森の住人」たちの物語を、追いかけていきたいと思います。
ライターコメント
マンジャのお母さんは密漁されてしまった可能性が高く、マンジャは瀕死の状態で保護されました。どうにか生きてほしい…と思いましたが、元気になって安心しました。そしてルーディーの困り顔もいいですよね。見分けがつかないと思っていたマレーグマも、こうして個性を教えてもらうと、どんどん〝推し〟が増えて困ってしまいます。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
「マンジャ」過去記事






