女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りんを、上坂樹里さん(20)が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第31話が11日放送され、りんや直美たちが帝都医科大学附属病院で看護婦見習いとして働き始める展開が描かれ、新キャラクターの登場やこの先の物語の行方に多くの視聴者が期待の声をあげました。
看護婦見習実習がスタート
物語はこの日から第7週「届かぬ声」(第31~35話)に入り、りんや直美たち梅岡女学校付属看護婦養成所1期生たちの看護婦見習実習がスタートしました。
7人と看護担当の教師・バーンズ(エマ・ハワードさん)が、日本有数の病院である帝都医科大学附属病院を訪問。見習い生たちを院長の多田重太郎(筒井道隆さん)と副院長の渡辺行成(森田甘路さん)が迎え、渡辺が院内を案内しました。
シーツが乱れ、閉め切られた部屋
案内された病室は大部屋でたくさんのベッドがずらっと並んでいました。シーツは乱れ、閉め切った部屋では会話もなく、トレインドナース以前から病院に勤めている専門的な訓練を受けていない従来の看護婦「看病婦」の永田フユ(猫背椿さん)と須永ヨシ(明星真由美さん)が面倒くさそうに作業をしていました。
ヨシは、無言で雑に患者の着替えを手伝っていました。退院して誰も寝ていないベッドのシーツを、ほこりを立てながら片づけるフユとほこりでせき込む入院患者。りんは、思わず病室に入って窓を開けました。
りんが話しかけても反応しない園部
りんは足の肉腫を手術したばかりの園部弥一郎(野添義弘さん)の担当になり、直美は背中の苔癬(たいせん)で1カ月入院している丸山忠蔵(若林時英さん)に付き添うことになりました。
りんは園部に一生懸命話しかけますが反応はありません。ヨシは遠巻きにチラッとりんを見て「無駄なことを…」とつぶやきます。園部はりんの問いかけに「う〜ん」と言うだけ。ヨシによると、それは「食器を片付けろ」の合図で、りんは「園部さん、お食事はとれてるんですね」と声をかけましたが、園部はりんを無視しました。
「そんなに掃除したけりゃ、好きなだけどうぞ」
一方、直美は、ヨシに軟膏を塗る回数、シーツの交換と掃除の頻度を確認しました。
軟膏は1日1回、シーツは退院するときに替えるだけで、掃除に関しては決まっておらず「そんなに掃除したけりゃ、好きなだけどうぞ」と言い放ちました。
「シーツを替えてもケガも病も治らない」
初日の夕食で、見習生たちは愚痴を次々と重ねました。結局、患者に一言も口を利いてもらえなかったというりんに、柳田しのぶ(木越明さん)は、自分は患者ではなく、医者の世話をさせられたと文句。直美も、薬のにおいが嫌で看病婦はまともに薬も塗ってなかったと「暴露」しました。
玉田多江(生田絵梨花さん)は、換気も掃除もまったく考えられておらず、淀んだ空気では、治る病気も治らないと漏らします。それに対して直美は「シーツを替えてもケガも病も治らない」と言っていた多江の変わりぶりにツッコみを入れました。多江が「それは…あの時は何も知らなかったから…」と返すと、りんは「看病婦のみなさんも同じなんじゃないですかね」と言いました。
「看護の詰所が不潔では元も子もないので」
そのやりとりを黙って見ていたバーンズは「あなたたちは一緒に働く看病婦の愚痴を言うだけですか? 今日一日あなたたちを見ていましたが、あれがあなたたちにできる精いっぱいの看護ですか?」と発破をかけました。
翌朝、詰所に出勤してきたフユとヨシ、三浦ツヤ(東野絢香さん)ら看病婦は、掃除する見習生たちに気づきます。「看護の詰所が不潔では元も子もないので」と笑顔を向ける直美。りんは壁に「患者第一」と書かれた貼り紙を張っていました。多江は、各病室の患者の体温や脈拍などの記録を残すための帳面を見せました。ツヤは「記録を残す? なんのために?」と不思議顔。多江は「患者さんの体調の変化が誰にでもわかるようにするために」と教えました。フユは「頼んでもないのに仕事増やして」と不満そうでした。
SNSの反応まとめ(コメント分析)
『風、薫る』第31話の放送に対し、X上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部で、放送後、Xに寄せられた投稿の中から60件のコメントを独自に分析したところ、視聴者の反応は以下の通りに分類されました。
SNS上の反応
- 今後の展開への期待 (60%)
- 歓迎されていないことへの懸念 (30%)
- 帝都医科大学附属病院の面々への批判 (10%)
【分析データ】
調査対象: X上の『風、薫る』第31話に関連するコメント
分析期間: 5月11日8時15分~10時00分
サンプル数: 60件
分析手法: テキストマイニング
【分析結果】
今後の展開への期待(60%)
歓迎されていないことへの懸念(30%)
帝都医科大学附属病院の面々への批判(10%)
「看護婦見習い頑張って!!必ず患者さんに届く日が来るはず」とエール多数
■ ヒロインたちへの温かいエール りんや直美たちにとって逆風のスタートとなりましたが、SNSでは「看護婦見習い頑張って!!必ず患者さんに届く日が来るはず」「trained nurseとして、真価が発揮できますように みんな、ガンバです!」「第一期生ですから、何かも初めての取り組みですよね」と明治初期の医療現場の実態に関心を寄せる声のほか、厳しい環境の中で奮闘する養成所第一期生のメンバーたちへ、多くの期待と応援のコメントが寄せられています。
■ 新キャラクターへの興味と関心 新キャスト陣にも注目が集まり、とりわけ筒井道隆さんに対して「年齢重ねられて、重厚感ある院長素敵です!」「多田院長の登場、楽しみです!」と興味や期待を寄せるコメントが多数見られました。
■ 前途多難な展開への懸念と批判 一方、既存の看病婦たちから冷ややかな対応に対し、「あんまり歓迎されてない」「朝ドラ定番、ヒロイン苛めきたー」と波乱の幕開けを心配する声が続出。「「この院長は、かなり陰険ですよね!」「病室の空気も淀んでますよね シーツもぐちゃぐちゃ」と、病院の不穏な空気への批判的な意見も集まっています。
ライターコメント
朝ドラ名物とも言える「ヒロインへのいびり」展開が幕を開け、ハラハラしながら見守った視聴者も多かったのではないでしょうか。ホコリまみれの病室や、患者すらも冷ややかな態度をとる前途多難な状況ですが、バーンズ先生の厳しい愛のムチに発奮し、自ら環境を変えようと動き出した1期生たちの姿はとても頼もしかったですね。筒井道隆さん演じる不気味な院長など新キャラクターも続々と登場し、彼女たちがどうやって「患者第一」の看護を根付かせていくのか。明日からの展開もますます楽しみですね。






