連日話題が絶えない市川市動植物園(千葉県)の人気者、ニホンザルの「パンチくん」がいるサル山に、新しい遊具が登場しました!なんとその遊具の正体は、市川市消防局で人々の安全を守るために活躍し、役目を終えた「消防ホース」です。
始まりはスマトラオランウータンから
火災現場などの過酷な環境に耐える消防ホースは、非常に頑丈に作られていますが、劣化すれば新しいものに交換し、古いものは廃棄しなければなりません。しかし、市川市消防局ではこの「役目を終えたホース」を以前から有効活用していました。
「市川市動植物園のスマトラオランウータンの遊具にちょうどいいということで、以前から『ぜひ遊具に使ってください』と、廃棄するホースを提供していました」と語るのは、市川市消防局の担当者。
今回は、そのストックされていたホースがパンチくんたちの暮らすサル山にも設置されたのです。この廃棄ホースは、過去には静岡県富士市で「傘袋」に再利用された事例もありましたが、市川市では「動物たちの遊び道具」として、第2の人生(?)に受け継がれています。

パンチくん大興奮!足だけでぶら下がる驚異の身体能力
この丈夫なホースに、一番大喜びしているのがパンチくんです。 市川市消防局の公式Xでは、サル山にロープのように張られたホースで、楽しそうに遊ぶパンチくんの動画が公開されています。
両手でしっかりとホースを掴んでぶら下がったり、さらには器用に「足だけ」でぶら下がったりと、まさにアクロバット状態!〝母ザル代わり〟のオランウータンのぬいぐるみを抱えながら成長しているパンチくんですが、今回見せてくれた驚異の身体能力の高さに、ファンからも驚きと歓喜の声が上がっています。
市川市消防局公式X(@ichikawa_shobo)より
広がる再利用の輪。次は「コースター」に!?
消防局の担当者によると、ホースの再利用についてはほかにも考案中で、現在は「コースター」などに加工できないか、試作を重ねている最中なのだとか。
市民の安全を守ってきたホースが、あるときは動物たちを笑顔にし、あるときは私たちの生活雑貨に生まれ変わる。そんな市川市の温かいアップサイクルの取り組みに、これからも注目が集まりそうです。
ライターコメント
廃棄ホースの再利用は余計にコストがかかるなどの問題もあり、難しいと聞いたことがありましたが、こんな最高な使い道があったなんて!丈夫なホースは、力強い動物たちの遊び相手にぴったりなのでしょう。パンチくんが足だけでぶら下がる「神業」を見せてくれたのも、消防局の皆さんの協力があってこそ。コースターなどの試作も進んでいるとのことで、市川市発の「ホース・アップサイクル」がどのように広がっていくのか楽しみです。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
ゆんちの最新記事






