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東大生を育てたおかん(第2弾・⑤)「長男にしたことは、次男にも同じように」貫いた公平さ

By - emogram編集部・ゆんち
ライフ

変則勤務のある職場でフルタイムで働き、次男が小学校5年生になるタイミングで非常勤に切り替えて仕事を続けたあじさいさん。その次男は、見事、東京大学に現役で合格を果たしました。東大へと子供を送り出した保護者へのインタビューから、これからの時代の子育てのヒントを探る連載『東大生を育てたおかん』。第2弾(全9回)の第5回目となる今回は、多くの親が悩む「きょうだいの育て方」がテーマです。子供たちに徹底して平等に接したという、あじさいさんの取り組みから見えた「きょうだい育てのヒント」に迫ります。

「お兄ちゃんと同じことを」差をつけない優しさ

5歳離れたお兄ちゃんの後ろを追うようにして育ったという、次男。あじさいさんの子育ての根底には、「長男にしてあげたことは、次男にも同じようにしてあげる」という、シンプルながらも強い意思がありました。 それは、幼少期の習い事選びから始まっていました。

あじさいさん:「習い事に関しては、お兄ちゃんと同じことをやらせてあげたいという思いがありました。次男自身が『やりたい』と言ったわけではなかったのですが、保育園のころから長男と同じピアノ教室とスイミングに通わせました」

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次男にもお兄ちゃんと同じことを

2人目以降の子育てはどうしても、上の子のスケジュールに合わせたり、手がかからなくなって「下の子はなんとなく後回し」になってしまったりしがちです。しかしあじさいさんは、次男にも長男と同じだけの機会と経験を用意してあげたいと考えました。

その後の成長過程でも、中学校で長男と同じ野球部に入ったり、中学1年生から塾に通い始めたりと、次男はごく自然にお兄ちゃんと同じ道をなぞりながら、健やかに自分の世界を広げていきました。

ルールの公平性が、子供の「納得感」を生む

あじさいさんの家では、ゲームやスマホのルール作りでも、この「長男と同じ」という基準が一定の役割を果たしていました。子供から「ゲームが欲しい」「スマホが欲しい」とねだられた際、あじさいさんは「お兄ちゃんもこの時期は持っていなかったよ」とも伝えていたそうです。

あじさいさん:「私は長男にしてあげたことは次男にもするということを決めていました。だから長男にはゲームを買わなかったので、次男にも買いませんでした。そこも一貫していましたね」

徹底した「公平さ」があったからこそ、次男も「我が家のルール」として理不尽さを感じることなく、親の言葉を受け入れることができたのかもしれません。

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それぞれの選択を等しく見守る

高校受験や大学受験の際も、あじさいさん夫婦は子供たちがどんな学校を志望しても、子供が決めたことを尊重して親から口を出すことは一切なかったといいます。

あじさいさん:「『どこの学校でなければダメ』ということは一切言いませんでした。自分が決めた学校、行きたいところがあるなら、そこで頑張りなさいとだけ伝えていました」

 それぞれの個性を受け止め、信じて見守ったあじさいさん。あじさいさんの長男、次男は、それぞれ自分が志望した大学へ、自分で決めて進学を果たしました。

【お役立ちデータ】高校受験の志望校選びと主導権 進学塾・栄光ゼミナールが実施した「受験生アンケート」によると、高校受験における志望校や併願校の選択について、85.7%の保護者が「子供本人」が決めたと回答しました。大学受験に比べて親の関与が大きくなりがちなイメージもありますが、実際は子供自身の主体性が強く尊重されていることが分かります。志望校を最終決定した時期は「中学3年生の夏休み以降」が54.7%と最多でした。これは内申点や模試の結果が出揃うタイミングで、本人が現実的な選択を行っているためと考えられます。また、学校選びで親子ともに重視したポイントは、学習面では「学校の教育方針・校風」や「成績・学力に相応」、学習面以外では「在校生の雰囲気」が上位に並びました。受験生が「施設・設備」や「制服」に関心を持つのに対し、保護者は「通学の利便性」を現実的に見極めているという、親子間の視点の特徴的な違いも浮かび上がっています。

栄光ゼミナールの高校受験情報:公式サイト

ライターコメント

2人以上の育児をしていると、ついつい「上の子は厳しく育てちゃったけど、下の子は甘くなっちゃう」など、無意識のうちに対応に差が出てしまうこと、ありますよね。あじさいさんの「長男にしたことは、次男にも同じようにする」というスタンスは、一見シンプルですが、実際に日々の生活に追われながら子育てをする中で徹底するのは本当に難しいことだったと思います。ちなみにうちは子供が2人いますが、どうしても下の子は「いいよいいよ」と甘い対応をしてしまい、反省の日々です。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

東大生を育てたおかん(第2弾)

④「我が家のルール」スマホをめぐって徹底させたブレない姿勢

③正解のない「ゲーム欲しい」問題、親の「ブレない軸」で納得

②夫婦フルタイムの多忙な日々でも捻出した家族の時間

①「子供と過ごしたかった」キャリアをセーブした母の決断

 

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