NHKの人気番組「デザインあneo」の世界を体感できる展覧会「デザインあ展 neo」が、虎ノ門ヒルズの東京ノードで4月18日~9月23日の会期で開催されています。
大ヒットの「あ展」の今年版は、「デザインあneo」
過去2回開催したところ、累計で116万人が来場した人気の展覧会で、今回は内容をアップデートし、歴代最長会期での開催となっています。
今回の展覧会は、NHKのEテレで放送中の番組「デザインあneo」(毎週木曜午後7:50~8:00)のコンセプトが体験できるのを特徴としています。
「みる(観察)」「かんがえる(考察)」「つくる・あそぶ(体験)」のステップで、デザインを体感していく作品や、360度のスクリーンに囲まれて映像と音楽を体いっぱいで感じられる作品など「あ展」ならではの作品群を取り揃えたということです。
コクヨの学童イスの変身も!
現代美術家のクワクボリョウタさんとアニメーション作家の山口レイコさんによる生活と実験のアートユニットでは、学校の原風景にもなっている約50年間変わっていないコクヨの学童イスを使った作品が展示されています。
展示のテーマは「学童イスのゆめ」。シンプルで可愛らしく、かつ誰もが馴染み深い学童イスに、別のイスの機能や形の特徴を加えることで、それぞれの機能を際立たせたといいます。
「学童イスたちは将来どんな椅子になりたいんでしょうか?」と2人の芸術家が設定した問いかけに対し、ベンチ、社長イス、ビーチチェアなどに代わっていく様々なイスの姿が見られるそう。
その変遷を、子どもと一緒に見に行ったり、自分の中の子ども心を思い出して楽しんでみるのも良いですね。

なんと、あの、「あ」のアクスタを持って行く人も!
既に行った人はXで、
「細かいところまで仕掛けがたくさんで面白かったな」
「デザインあ展neoは入る時からもう楽しいの 入ったらジャンジャン参加するともっともっと楽しいの」
「科学未来館のときに買った、あのアクスタ?を持っていった笑 展示面白くて時間泥棒だった笑」
「デザインに関わってる人間として行かないわけには……」
などの声が多数寄せられ、「あ展」への関心の高さが改めて感じられました。
当時斬新すぎた「デザインあ展」の思い出
「デザインあ展」は、これまで、第1期として2013年に「21_21 DESIGN SIGHT」で、第2期として2018年~2021年には「日本科学未来館」「富山県美術館」など全国6つの美術館で開催され、のべ116万人が来場しています。開催のたびに話題にのぼり、来場者からの満足度の高い展覧会の一つとして知られています。
今回の見どころとしては、
- 観察・考察・体験のステップでデザインと出会う体感型展覧会
- およそ35点もの完全新作展示。番組でおなじみのコーナーも登場
- 虎ノ門ヒルズ・TOKYO NODEの特徴的なギャラリー空間を活かしたここだけの展示構成
などが挙げられており、2025年ならではの独自性が期待できそうです。
第1期、第2期いずれも体験した人にとっては、懐かしさといまっぽさを感じに当時一緒に行った人を久々に誘うのもよし、新しい友人を連れていくのもよし、思いっきりアート体験にいそしみたいですね!
もちろん、「あ展」今回が初めてだよという方も、ぜひ!