女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第105話が21日放送されました。この日の放送では、りんと直美の看護婦養成所時代の同期・玉田多江(生田絵梨花さん)が久々に登場。かつて「看護婦総取締になって、日本のナイチンゲールになる」と語っていた多江は、現在、帝都医科大病院の看護婦取締にまで出世し、さらに、自ら志願して広島の陸軍病院へ向かう決意も明かされ、その変わらぬ行動力と有言実行ぶりに視聴者が感心し、この日、Xでは「多江さん」というワードがトレンド入りしました。一方、りんの幼なじみで竹内虎太郎(小林虎之介さん)が、りんへの想いを胸に秘めたまま、告白することなく握手だけで朝鮮の戦地へ向かう展開に、SNSでは無事を祈る声が殺到しました。
シマケンが去って2年が経過
りんと恋仲だったシマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)が実家のある浜松に去ってから2年が経ちました。戦争の影が忍び寄るなか、多くの人々は変わらぬ日々を過ごしていました。恵風看護婦会は制服を一新。直美は軍人の夫・小川吾郎(甲斐翔真さん)を送り出し、りんもシマケンへの思いを吹っ切ったようでした。
吾郎の出征に不安を募らせる直美
明治27(1894)年の夏、直美は、吾郎の出征が現実になることに不安を募らせていました。そんななか、虎太郎が直美を訪ねてきました。朝鮮に駐留する軍に薬を納めるため、日本を離れることになったといいます。
自ら志願したという幼なじみをりんは心配します。虎太郎は「戦いに行くわけじゃない」としたうえで、「人ができないこと、知らないことをすれば、その分、上にあがることができる。ツテも学もない俺が、努力だけでどこまでいけるのか試してみたいんだ」と語りました。2人は握手を交わして別れました。
「じっとしてることが一番だ」と忠告する平蔵
直美は、遠藤平蔵(太田光さん)の看護を続けていました。厳しさのなかにも愛情のある接し方に、平蔵も次第に心を開くようになっていました。
戊辰戦争を経験した平蔵は吾郎の身を案じ、「生き残るんだったら手柄なんか立てようとせず、じっとしてることが一番だ。死んじまったら意味もねえ」と忠告。その言葉は直美の心に残ります。
恵風看護婦会を訪ねた多江
ある日、恵風看護婦会を多江が訪ねてきました。多江は、りんや直美とともに梅岡女学校付属看護婦養成所で学んだ同期です。独身を貫いて仕事に励み、看護婦取締にまで出世していました。
多江は、特志看護婦として広島の陸軍病院へ赴くことになったことを打ち明けました。2人は養成所時代から変わらない多江の志の高さに感心。多江は「傷ついた兵隊さんたちをしっかり看護して、看護の未来に貢献してきます」と力を込めました。
SNS「どうか生きて帰ってきて」虎太郎の無事を祈る声多数
『風、薫る』の第105話の放送に対し、SNSでは視聴者から様々な反響が寄せられています。
ライターコメント
シマケンが去ってから2年が経ち、物語に戦争の影が忍び寄る怒涛の展開となりました。そんな中、久々に登場した多江さんの凛とした姿と、かつて「日本のナイチンゲールになる」と語っていた言葉そのままに実行へ移すその行動力に胸が熱くなりました。一方で、りんへの想いを抱えたまま戦地へと向かう虎太郎の不器用な優しさと覚悟には、切なさが込み上げます。誰もが時代の波に翻弄される中、それぞれの志を胸に突き進む登場人物たちの無事を祈らずにはいられません。
『風、薫る』過去記事
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