18年にわたる連載がついに完結し、7月22日発売の最終46巻で感動のフィナーレを迎えた大人気漫画『宇宙兄弟』。その軌跡を辿る『完・宇宙兄弟展』が、東京・西武渋谷店にて開催されました(7月31日~8月23日)。『宇宙兄弟』の連載完結と、58年の歴史に幕を閉じる同店の閉店と、ともに「ラスト」を迎えた両者。「決して終わりではなく、次の未来へ続いていく」という共通の力強いメッセージが込められた今回の特別な展覧会の模様を、熱狂的な『宇宙兄弟』ファンである筆者が臨場感たっぷりに振り返ります!

圧巻のスケール!60点もの原画が放つ圧倒的な熱量

エントランスを抜けると、まず目に飛び込んできたのは全60点に及ぶ貴重な原画たち。会場内からは「あっ、これ〇巻の表紙だ!」と歓喜の声が漏れ聞こえ、来場したファンたちのボルテージも一気に最高潮へ。

とりわけ、主人公の六太と日々人の兄弟が「宇宙飛行士になる」と誓い合った原点のシーンは特大サイズで展示されており、その迫力と緻密な筆致に思わず息を呑みました。
SNSでも話題!「モノマトペ」と胸熱の相関図エリア
作者の小山宙哉氏ならではのセンスが光る「モノマトペ」の展示も見逃せませんでした。
モノの名前や関連する言葉をオノマトペ(擬音語)として表現するこの独特の手法は、SNSでもたびたび話題になりました。

宇宙兄弟の世界を体感できるコーナーもありました。
- ©小山宙哉/講談社
- ©小山宙哉/講談社
キャラクターの相関図エリアには、画面に収まりきらないほど数々の名シーンがびっしり。
「このキャラのここが最高なんだよね…」と、それぞれの推しキャラや胸熱シーンについて語り合うファンの熱気で溢れており、筆者も多くの時間をここに費やしました。

シャロンの本棚&没入感MAXの体験型展示
ファンにとって涙なしでは見られなかったのが、天文学者・シャロンのコーナー。本棚に見立てた展示を手前に引き出すと、彼女の心震える名シーンが次々と現れる仕掛けに。

筆者自身、作中で最も好きなシーンにここで再会でき、思わず目頭が熱くなりました。
体験型展示
さらに会場には、『宇宙兄弟』の世界にどっぷり浸れる体験型展示も充実していました。
教官・ヤンじいの「心のノート」を実際にめくることができたり、作中に登場するバーで名シーンを再現できたりと、ファン心をくすぐる仕掛けが満載。

極めつけは望遠鏡のコーナー。レンズ越しに輝く星へ焦点を合わせると、なんと映像が動き出しました。自らの手で宇宙を覗き込みながら作品の世界を追体験できる、まさに感動の仕掛けでした。
- ©小山宙哉/講談社
- ©小山宙哉/講談社
「かぺー!」夢と感動が詰まった寄せ書きコーナー
展示の最後を飾ったのは、来場者の熱い思いが書き込まれた巨大な寄せ書きコーナー。

作品から受け取った勇気や、それぞれの「夢」がびっしりと綴られており、作品がどれほど多くの人の人生の原動力になっているかを痛感させられました。
ライターコメント
数え切れないほどの名台詞・名シーンにあふれた『宇宙兄弟』。会場を歩きながら「あぁ、このシーンも最高なんだよなぁ…」と、終始うなりっぱなしの最高な時間でした。作品の持つエネルギーを全身で浴びたことで、愛がさらに爆発!また自宅でコミックス第1巻から一気に読み返したいと思います。
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