食の都として知られる山形県・鶴岡。日本海の海の幸や山の幸を目当てに訪れる方が多い街ですが、実はフルーツ文化の豊かさも外せません。旬の果実を思いっきり味わえるスイーツはないかなと探していたところ、地元でも旅行者の間でも話題のカフェを見つけました。
鶴岡駅を出てすぐ、レンタカー屋さんの裏手に回ると見えてくる赤い看板。そこが今回のお目当て「フルーツショップ青森屋」です。

果物に囲まれるワクワク感!2階に広がる秘密基地のようなカフェ
扉を開けると、そこはまさに活気ある果物屋さん。甘くて爽やかな香りがふわりと広がって、箱入りの贈答用フルーツや旬の果実がずらりと並んでいます。ショーケースの前に立つと、眩しいくらいに華やかなタルトたちが視界に飛び込んできました。いちじく、ぶどう、メロンなど、果物屋さんの目利きで選ばれたフルーツたち。どれもツヤツヤと輝いていて、思わず目移りしてしまいます。

奥の階段を上がるとイートインができるカフェスペースになっています。1階の青果店の雰囲気からガラリと変わり、2階は落ち着いた照明とスタイリッシュなインテリアが心地いい、なんだか秘密基地のような不思議な空間です。

庄内の恵みがぎゅっと詰まった「桃とだだちゃ豆のタルト」
どれも魅力的でかなり迷ったのですが、今回は庄内の味覚を欲張れる「山形ももとだだちゃ豆のタルト」をチョイス。すっきりとしたアイスコーヒーとのセットでお願いしました。
運ばれてきたタルトを見て、まず桃のカットの大きさにびっくり。フォークをそっと入れると、果汁がじゅわっとあふれてきそうな存在感です。ひと口食べてみると、桃のみずみずしくて華やかな甘みが一気に口の中に広がります。完熟の一歩手前で果肉の心地よい歯ざわりを残しつつ、滑らかにとろけていく食感。これはまさに、食べ頃を知り尽くしたプロだからこそ出せる技です。

そして、そこに重なるのが鶴岡特産のだだちゃ豆を使ったクリーム。だだちゃ豆らしい香ばしさと豊かなコクが軽やかな生クリームに溶け込んでいて、桃の甘みを邪魔することなく、深みのある和のアクセントを添えてくれます。
この個性的な2つの素材をしっかり支えているのが、土台のサクサクと香ばしいパイ生地。重たくならず軽やかな口当たりで、香ばしいバターの風味が、後味をきれいにまとめてくれます。果汁が染みすぎず、最後までサクサク感がしっかり残っているあたりにも、丁寧な仕事ぶりが感じられました。
一番おいしい瞬間を届けたいという想い
フルーツショップ青森屋のタルトが人気の理由は、ただ「映えるタルト」だからではありません。その根底には、長年培われてきた「果物が一番おいしい瞬間を届けたい」という果物屋さんならではの誠実な想いがあります。
熟し具合をしっかり見極めて、酸味と甘みのバランスを計算して、フルーツが一番引き立つ仕立てにする。パイ生地の厚みやクリームの優しい甘さも、すべて主役の果物を引き立てるために設計されているのがよく分かります。

駅前すぐの便利な場所にありながら、地元の常連さんが日常の楽しみに買いに来て、旅の人がその土地の恵みを求めて立ち寄る。果物屋さんの温かさと、本格スイーツの楽しさが心地よく共存する素敵なお店でした。季節ごとにタルトの顔ぶれも変わるので、旬ごとに通いたくなってしまいます。鶴岡を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(#118)
| 住所 | 山形県鶴岡市末広町7-24 |
|---|---|
| 営業時間 | 【全日】08:30 – 19:00 ※タルトとカフェは10:30~19:00 |
| 定休日 | 無休(※1月1日のみ定休) |
| リンク | 公式サイトを見る → |
| 肩書き | グルメハンター / 東京サロン主宰 |
|---|---|
| 実績 | SNS総フォロワー23万人超。本当に美味しい店を厳選紹介。 |
| テーマ | グルメは最高のコミュニケーション |
| SNS | X TikTok |
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