マリアと生まれたばかりの赤ちゃんと、2頭を見守る父親の歌多(うた)=提供:釧路市動物園 

釧路市動物園でシロテテナガザルの赤ちゃん誕生 開園以来はじめての繁殖に喜び

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

北海道釧路市にある釧路市動物園で、シロテテナガザルの「マリア」が9月6日、赤ちゃんを出産しました。父親はオスの「歌多(うた)」。マリアにとって初めての出産であると同時に、釧路市動物園としても開園以来、シロテテナガザルの繁殖に初めて成功し、園内は喜びに包まれているようです。

遠く離れた地からやってきた2頭

今回出産したマリアは、兵庫県の「神戸市立王子動物園」から2020年に釧路市動物園へやってきました。クリーム色の毛並みが美しく、性格は元気いっぱいの「おてんばさん」。一方、ペアの歌多は北海道の旭山動物園から2024年に来園しました。

2頭を見分けるポイントは顔の白い部分の広さで、より白いほうが歌多だそうです。 マリアも歌多も、繁殖を目的として、それぞれの故郷を離れ釧路の地へやってきました。

出会ってからの日々、釧路市動物園の公式Xでは息の合う2頭の様子をたびたび紹介。「仲良く過ごしております」という言葉とともに、その穏やかな関係がファンの間でも温かく見守られてきました。

マリアと生まれたばかりの赤ちゃんと、2頭を見守る歌多(うた)=提供:釧路市動物園

親子3頭、仲良く過ごす日々

9月6日の朝、出勤した飼育員が、マリアが赤ちゃんを出産していることを確認。すでに胎盤も排出されており、マリア自身も落ち着いた様子だったといいます。

生まれた赤ちゃんの性別は、今後の観察を通じて確認していく予定です。釧路市動物園にとって、シロテテナガザルの繁殖成功は開園以来初めて。職員一同、大きな喜びに包まれているとのことです。

公式Xでは9月8日、出産の報告とともに「ぜひ、釧路市動物園でシロテテナガザルの親子が3頭で仲良く過ごしている姿をご覧ください」とのメッセージが寄せられました。

マリアと生まれたばかりの赤ちゃん=提供:釧路市動物園

■釧路市動物園公式サイト:シロテテナガザルのメス「マリア」の出産について

ライターコメント

神戸と旭川から釧路へとやってきた、マリアと歌多。遠く離れた土地で育った2頭が、同じ空間で少しずつ心を通わせ、ついに小さな命を授かりました。 開園以来、シロテテナガザルの赤ちゃんが一度も誕生したことのなかった釧路市動物園にとって、今回の出産は特別な出来事だったに違いありません。飼育員さんたちがどれほどこの日を待ちわびていたか、想像するだけで胸が熱くなります。 いつか釧路の空の下で、家族3頭がのびのびと暮らす姿に会える日を楽しみにしています。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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