『風、薫る』でシマケンこと島田健次郎を演じるAぇ! group・佐野晶哉さん

NHK朝ドラ『風、薫る』(123)シマケン38歳、病床に伏す

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エンタメ

女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第123話が16日放送され、看護婦を取り巻く制度が整備される一方、制度だけではすくいきれない現場の現実が浮かび上がり、直美とりんが看護のあり方について改めて考えることになる展開が描かれました。また、この日の放送では、りんの元恋人、シマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)が胃がんの手術を受けていたことが明らかになったほか、紹介状に記された「三十八才」という文字に、実年齢24歳の佐野さんとの年齢差が注目され、Xではこの日「シマケン38歳」というワードがトレンド入りするなど話題となりました。

看護婦規則が制定

東京府看護婦規則ができました。満20歳以上の女性で看護婦試験に及第した者に免状が与えられ、2年以上看護を生業としている者は、医師の証明があれば試験が免除されることになりました。

不正の抗議のため柳生を訪ねる直美とりん

独学で看護を学んできた三浦ツヤ(東野絢香さん)は帝都医大病院で2年以上働いていましたが、患者への投薬を失念して解雇された過去から勤務証明書を発行してもらえず、厳しい学科試験と実地試験を突破するしか道が残されていませんでした。

一方、寛太(藤原季節さん)は、経営する派出看護の継続のため、医師に金を渡して、証明書を出させる不正を働いていることを直美に明かしました。

そうした不正が横行する現状を目の当たりにした直美とりんは、内務省衛生局の柳生藤次(中村倫也さん)のもとへ抗議に向かいました。

柳生に現実を突きつけられる二人

直美が「規則ができることは伺っていましたが、あれでは乱暴すぎませんか?」「看護の知識のないものにも看護婦の免状がおりてしまうのではないですか?」と問うと、柳生は実態の把握が困難であると認めつつ、「どこかで線を引かなければならない」と現実を突きつけました。

それに対し、りんは「ですが、その一方で看護の現場を支える力のある看病婦たちの多くは学校や養成所を出ていません。この試験には到底受かることはできません」と反論。柳生が女性たちの多くが読み書きできない現実を挙げ、「万能の策はない。多少の犠牲は仕方ないものと受け入れてくれたまえ」と言うと、直美は「多少って…」と怒りをにじませます。

「多少と言う名の人はいません」と憤るりん

りんも「多少と言う名の人はいません。一人一人、懸命に生きている人間です。何年もかけて看護婦になろうと努力してる人だっているんです」と訴えますが、柳生は試験ほど公平なものはないと突き放します。

それでも、りんは「だったら、国の力で、その試験に受かる看護婦を増やすよう養成所をつくっては頂けませんか?」と食い下がりますが、柳生はそれを約束はできないと言い、「明治政府が生まれて30年。この国にはまだその力がない」と言いました。

柳生の背景を巡り意味深な言葉を残すヒデ

失意のまま執務室を出た2人の前に、帝都医大病院でかつて教え子だった土居ヒデ(池田朱那さん)が現れます。「柳生書記官に陳情に」というヒデは、3回の難関試験を突破して医者になっていました。

ヒデは2人に過去の無礼を詫びつつ、公衆衛生に異常な情熱を注ぐ柳生の背景には妻の存在があると、意味深な言葉を口にします。

「私、試験に合格して看護婦になります」と決意を示すツヤ

事務所に戻った直美とりんは、ツヤに「あの試験を突破するしかない」と告げます。ツヤは「わかりました。私、試験に合格して看護婦になります」と決意を表明します。

冬のある日、帝都医科大病院から派出看護の依頼が入ります。患者はシマケンで、先月、胃がんの手術を受けていました。退院することになったシマケンから、自宅での経過観察と食事指導を依頼されました。直美は川口ツル(うらじぬのさん)を担当にしようとしますが、りんは「大丈夫…私に行かせてほしい」と志願します。

シマケンを訪ねると病床に伏せるシマケンの姿

雪が静かに舞い散るなか、りんと直美はシマケンの家を訪れます。

甥の文史朗(蒼井旬さん)に案内されて室内へ入った2人を待っていたのは、病床に伏せるシマケンの姿でした。

SNS「まだまだこれからなのに」とシマケンを心配する声多数

『風、薫る』の第123話の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。

SNSの反響まとめ

【分析データ】
調査対象:X(旧Twitter)の関連コメント (サンプル数: 150件)
期間:9月16日 8:15~9:40 / 手法:テキストマイニング

  •  制度への理解・評価 (28%)
  •  展開への反応 (25%)
  •  病状への心配 (22%)
  •  寛太への批判 (15%)
  •  ドラマ終盤への感慨 (10%)

「命と向き合う仕事だからこそ」新制度への納得と、寛太の悪行への大ブーイング
作中で描かれた「東京府看護婦規則」による資格制度に対し、「患者の安全や医療の質を守るための妥当で公平な判断」「線引きは不可欠」と評価する声が多く上がりました。一方で、医師の証明という抜け道を悪用し、賄賂で証明書を得ようとする寛太には「金で解決するなんてずる賢い」「真面目な人に申し訳ないと思わないのか」と厳しい批判が殺到しています。
まさかの医師になって再登場!胸熱な展開と最終回へのカウントダウン
かつて志半ばで看護科を去った土居ヒデが、なんと医師として再登場。「あのまま退場じゃなくて嬉しい」「本当に優秀だったんだ」と視聴者を大きく驚かせました。物語も残り7話となり、過去のキャラクターが続々と再登場する「朝ドラ名物」の胸熱な展開に、放送終了を寂しがる声も増えています。
「38歳で胃がん…」シマケンを襲う病魔に悲痛な声と、りんの愛情
シマケンが38歳の若さで胃がんの手術を受けていたことが発覚し、「明治時代に胃がんなんて」「まだまだこれからなのに」と心配する声が相次いでいます。愛する彼を自ら看護したいりんの思いに共感しつつも、「弱った姿を見られたくないのでは」と、2人の切ない心情を思いやるコメントも寄せられています。

ライターコメント

寛太の金に物を言わせるやり方に憤りを感じる一方で、柳生が突きつける「どこかで線を引かなければならない」という言葉もまた正論であり、当時の制度設計の難しさが浮き彫りになっていました。そして、今回の放送で、何より衝撃的だったのはシマケンの年齢と病状で、術後のシマケンに、りんが自ら看護を申し出るシーンには胸が締め付けられました。残りわずかとなった放送の中で、2人の関係がどのような結末を迎えるのか、最後まで目が離せません。

『風、薫る』過去記事

NHK朝ドラ『風、薫る』(122)ツヤさんの未来に新たな展開

NHK朝ドラ『風、薫る』(121)11年の努力が動かした思わぬ決断

NHK朝ドラ『風、薫る』(120)りんが環に告げた答え

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