静岡県浜松市にある浜松市動物園で、アビシニアコロブスの赤ちゃんが誕生しました。母親の「リン」にとっては初めての出産となったそうです。同園の公式Xによると、一生懸命に赤ちゃんのお世話をしているといいます。
母リンもまた、ここで生まれた赤ちゃんでした

同園の公式Xでは、担当飼育員がこんなコメントを寄せています。
公式Xより:「リンにとって初めての出産ですが、一生懸命お世話しています。私がサルのアパートの担当になって初めて産まれたコロブスの赤ちゃんがリンでした。そのリンがお母さんになりました。こうして命は繋がっていくのですね」
実はリン自身も、この飼育員が「サルのアパート」の担当になって初めて誕生に立ち会ったコロブスの赤ちゃんだったのだそうです。
あのとき腕の中にいた小さな赤ちゃんが、今度は自分の赤ちゃんを抱く番に…。公式Xの投稿からも、その感動と喜びが伝わってきました。

真っ黒な体に、赤ちゃんは真っ白 愛らしいギャップ
アビシニアコロブスといえば、黒い体に、顔の周りだけ白い毛が縁取るように生えているのが特徴のサルです。長い白い体毛が肩から尾にかけて垂れ下がる姿は、マントをまとっているようにも見えることから、海外では「マントコロブス」とも呼ばれています。
ところが、生まれたばかりの赤ちゃんは、その黒い体とは対照的に全身が真っ白。成長するにつれて少しずつ体の色が黒く変わっていくのだそうです。母親のリンに寄り添う、真っ白な赤ちゃん。いつまででも見ていたくなってしまうほどのかわいさです。

アビシニアコロブスってどんなサル?
アビシニアコロブスは、東アフリカのエチオピアやケニア、タンザニアから中央アフリカの内陸部にかけて分布し、熱帯雨林や湿地帯、山地林など多様な森林に暮らしています。水を飲んだり土を食べたりするとき以外は、めったに木から降りることがないそうです。
野生では木の若葉や果実、花、種子などを食べ、10〜15頭ほどの群れで暮らしています。浜松市動物園では、リンゴやバナナ、青菜、人参、サル用のペレットのほか、シイの枝なども与えられているそうです。
■浜松市動物園公式Xより:今回生まれた赤ちゃんの動画
ライターコメント
一頭のコロブスの赤ちゃんが、やがて母親になり、また新しい命を育んでいく。飼育員さんの「こうして命は繋がっていくのですね」という言葉には、日々サルたちのそばで成長を見守ってきた人にしか書けない重みがあります。真っ白な赤ちゃんが、これから少しずつ黒い毛に覆われていく成長の記録も、ぜひ見届けたいところです。慣れない子育てに奮闘するリンと、新しい命の成長を、これからも温かく見守っていきたいと思います。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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