女優の石橋静河さん(32)がヒロイン葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第10回が9日に放送され、父・清治(渡部篤郎さん)が亡くなり、複雑な思いを抱えながらも珠が自分の好きな道に歩み始める姿が描かれました。この日の放送では、清治の壮絶な最期に多くの視聴者が複雑な思いを抱き、Xでは「おととさま」というワードがトレンド入りするなど大きな反響を呼んでいます。
『ブラッサム』作品概要(※敬称略)
「死にとうない…死にとうない…死にとうない…」
突如あらわれた自身の幻影に錯乱した清治は、包丁を持ったまま商店街へ向かいました。
「まだじゃ…まだ逝ってたまるかぁ」。店頭の商品を壊しながら包丁を振り回す清治をじっと見ていた珠は、「家に帰ろう」と声をかけ、清治の前に立ちはだかりました。清治は包丁を手放し、珠を抱き締めながら「珠…わしゃあなぁ結局なんも…死にとうない…死にとうない…死にとうない…」と繰り返しました。
「お父さまが死んだいうのに、心がせいせいしよる…」
清治が旅立ちました。ある日、珠は縁側で、清治が何を思っていたのかをぼんやりと考えていました。そこへ継母、リョウ(国仲涼子さん)も加わりますが、2人とも答えを出せません。
「なんでじゃろう…。お父さまが死んだいうのに、心がせいせいしよる…ひどい娘じゃ」。そう自らを責める珠に、リョウが「それでええんよ…。それでええ」と寄り添いました。
「ウチね、好きなことをすることにしたんよ」と笑顔の珠
年が明け、珠は弟妹たちのために物語を書き、読み聞かせをしていました。そこに幼なじみの岩田梅(松本穂香さん)が羽子板を持って遊びに来ます。
羽子板の途中、梅は嫁入りが決まったことを打ち明けました。父・幸三(八嶋智人さん)が持ってきた縁談で、梅は明るく話していましたが、向かいの店で働く徳一(井上拓哉さん)を見つめる表情には切なさがにじんでいました。
梅から心境を尋ねられた珠は、「ウチね、好きなことをすることにしたんよ。今までずっと自分が何をしたいんか、よう分からんままじゃった。けど、今は分かる」と笑顔をのぞかせました。
「書きたい気持ちがあふれて、どうしようもないんよ」
そして珠は、高等女学校の親友、角田忍(木竜麻生さん)と森岡稲子(華優希さん)、橋本タエ(中井千聖さん)に、再び同人誌『黎明』を作ろうと持ちかけます。
「見つからんようにしたらええ」と話す珠に、タエは「急にどうしたん?」と不思議そうな顔をします。珠は「なんでじゃろ…。書きたい気持ちがあふれて、どうしようもないんよ」と心境を明かしました。それに忍は「ええよ、やろう!」と笑い、珠が意欲を見せたことを大いに喜びました。
4人は好きな格好で集まり、写真館で記念の集合写真を撮ることにしました。忍は袴と学生帽という男装姿で登場して、3人を驚かせました。
SNS「最後に全部持っていかれた」と渡部篤郎に絶賛の嵐
『ブラッサム』の第10回の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
渡部篤郎さん演じる清治の、狂気と人間臭さが入り混じった最期の姿には思わず息を呑みました。「ダメな父親」と一言では片付けられない愛憎を見事に演じきった渡部さんに、拍手を送りたいです。そして、父の死を通してついに「好きなことをする」と決意した珠。悲しみよりも「せいせいしよる」という本音を吐露するリアルな感情描写が、このドラマの魅力ですね。再び筆を執った珠が今後どんな物語を紡ぎ出し、そして次週からどんな恋愛模様が待ち受けているのか。ますます目が離せません。
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