女優の石橋静河さん(32)がヒロイン葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第6回が5日に放送され、高等女学校に通う珠が、男性社会の中で、女性が自ら輝こうとうたった平塚らいてうの言葉に刺激を受けた友人の一言をきっかけに、同人誌作りに参加することを決意。書くことを通じ、自分の思いを表現する一歩を踏み出す展開が描かれ、この日、X(旧Twitter)では「平塚らいてう」というワードがトレンド入りするなど、大きな話題を呼んでいます。
『ブラッサム』作品概要(※敬称略)
物語を考えることを楽しみに過ごす珠
1913(大正2)年、高等女学校4年生になった珠は、時間を見つけては尋常小学校に通う幼い妹弟のために物語を書いていました。その内容を考えることが珠の楽しみで、厳格な父・清治(渡部篤郎さん)に見つからないよう、こっそり妹弟に読み聞かせていました。清治は相変わらず働きもせず、放蕩無頼な生活を続けていました。
良妻賢母の育成を目的とした女学校
珠が通う山口第二高等女学校では、良妻賢母の育成を目的とした教育が行われており、卒業後は多くの生徒が良家の妻として家庭に入っていました。
そんなある日の昼休み、珠は弁当を食べながら、図書室で借りたロシアの文豪・トルストイの小説『イワンのばか』を読んでいました。家に持ち帰れば清治に叱られるため、学校で読んでいたのです。
誰が最初に嫁ぐかで盛り上がる仲良し4人組
そんななか、友人の森岡稲子(華優希さん)と橋本タエ(中井千聖さん)、角田忍(木竜麻生さん)、珠の仲良し4人組は、このなかで、誰が最初に嫁ぐかを話して盛り上がりました。
すると忍が、縁談が来たと報告。本当は嫌ということですが、親には自分の意見をまったく聞き入れてもらえなかったと告白しました。
平塚らいてうの有名な一節を朗読する忍
その後、図書館に移動した4人。そこで忍が文芸誌『青鞜』を取り出し、著名作家の平塚らいてうの「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった」という有名な一節を朗読しました。
男性社会の中で、女性が自ら輝こうとうたったらいてうの文章は、珠たちにも大きな影響を与えていました。
同人誌を作ることにした4人
そして忍は、4人で同人誌を作ろうと持ちかけます。「ウチにも意思がある。同人誌の中でだけ、好きに表現するぐらいええじゃろ」。忍の発案に、稲子は短歌を書きたいと目を輝かせ、珠も小説を書きたいと言いかけますが、清治のことを思い出して躊躇します。
そんな珠の背中を忍が「珠、あんたなら書ける」と押しました。珠はうれしそうに小さく「うん」とうなずきました。
珠の楽しそうな姿を自分のことのように喜ぶリョウ
その帰り道、珠は幼なじみの岩田梅(松本穂香さん)から声をかけられます。難しそうな顔をしている珠に、梅は「勉学のしすぎ?」と冗談を飛ばします。梅は女学校に通う珠をうらやましがり、女学校に行けばいい縁談に恵まれると話し、自分も早く嫁ぎたいと口にしました。珠は、自分には縁談などないと笑いました。
その日の晩、何を書こうかと思案していた珠は、継母・リョウ(国仲涼子さん)に同人誌のことを相談します。リョウは、珠なら上等なものが書けると笑顔で励ましました。
珠と同じ年頃には葉野家に嫁いでいたリョウは、珠が自由に勉強したり、友人と仲良くしたりする姿を、自分のことのように喜んでいました。
SNS「文学を通じてどう羽ばたくのか楽しみ」と期待の声多数
『ブラッサム』の第6回の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
家父長制や「良妻賢母」という型にはめられがちな時代の中で、自分たちの意思で「同人誌」という表現の場を見つけ、瞳を輝かせる4人の姿がとても眩しく見えた第6回でしたね。松本穂香さん演じる幼なじみ・梅と珠との対比も、当時の女性たちが置かれた多様な境遇を浮き彫りにしています。ペンを手にした珠が、これからどんな自分だけの物語を紡いでいくのか。明日の放送が待ちきれません!
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