広島県の東部、JR福山駅から北西15kmの位置にあり、豊かな自然に恵まれた「タカオ福山動物園」(福山市立動物園)。ここで暮らしていたメスのブラッザモンキー「ヤヤ」が10月13日、天国へ旅立ちました。ヤヤは30歳でした。
ブラッザモンキーとしては、かなりの高齢
ブラッザモンキーは、アフリカ中部の森に暮らすオナガザルの仲間です。白いあごひげと、額のオレンジ色の毛が目印です。
園によると、30歳のヤヤは「ブラッザモンキーとしてはかなりの高齢」でした。長いあいだ動物園で暮らし、多くの来園者に親しまれてきました。

「職場の先輩のような存在でした」
園のお知らせには、担当の飼育員の言葉もつづられ、「担当である私が働き始めた時にはすでに動物園にいて、職場の先輩のような存在でした」と振り返っていました。
お知らせによれば、この飼育員が働き始めたとき、ヤヤはもう動物園のベテランだったそうです。お世話をする側とされる側でありながら、飼育員にとってのヤヤは、仕事を教えてくれる先輩のような存在だったようです。
飼育員は、「ヤヤに教えてもらった多くのことを大切に、これからも日々の飼育に取り組んでまいります」と結んでいます。
体調に気を配りながら、最後まで
10月の初めごろから、ヤヤは以前よりも動きが少なくなり、食べる量も減っていました。そのため展示をお休みし、体調に気を配りながら療養していたそうです。そして10月13日、息を引き取りました。亡くなったあとの検査で、小腸に腫瘍が見つかっています。
園は、「これまでヤヤを温かく見守り、親しんでくださった皆さまに、心より感謝申し上げます」とつづっていました。

■タカオ福山動物園公式サイトより:「ブラッザモンキー「ヤヤ」が亡くなりました」
ライターコメント
「職場の先輩のような存在でした」という一文が、とても印象的でした。30年を生きたヤヤは、来園者を楽しませるだけでなく、飼育員を育てる存在でもあったのかもしれません。ヤヤ、どうか天国でも幸せにすごしてください。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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