プロ野球・ロッテの本拠地、ZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)に関し、球場を所有する市は22日、近くの幕張メッセの駐車場に新設する屋外型スタジアムの再整備基本構想案を発表しました。
概算事業費は約650億円。収容人数を1割程度増やすほか、民間資金を活用して商業空間も一体的に整備する計画で、官民連携で幕張新都心エリアのにぎわい向上を目指します。2034年の開業を見込みます。
多様なイベントに対応
幕張新都心エリアではBリーグ・千葉の新アリーナの建設構想が立ち上がっていることなどから、多様なイベントに対応できるよう屋外型スタジアムを選択。またドーム型にすると800億~1000億円の事業費にのぼることから、コスト面も踏まえた決断となりました。
最寄りのJR京葉線、幕張豊砂駅からは徒歩10分あまり。収容人数は現状の2万9645人から3万3000人程度に増やします。災害時には一時的に避難者を受け入れられるよう、マンホールトイレや物資の備蓄倉庫も整備します。ロッテの意見も踏まえ、屋内練習場はスタジアムに接続する形で新設します。
SNS上の感情
幕張メッセの駐車場に新設する屋外型スタジアムの再整備基本構想案について、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜楽」(約5割)
- 「怒哀」(約5割)
主な「喜楽」の声(約5割)
「素晴らしい最高の球場になってほしい」
「ボールパークを目指す」
主な「怒哀」の声(約5割)
「ドーム型に考え直してくれ」
「中途半端にならないようにしてほしい」
まとめ
今回の分析では幕張メッセの駐車場に新設する屋外型スタジアムの再整備基本構想案について、「子供と安心して時間気にせずゆっくりと野球観戦がしたい」と期待する声があがる一方、屋外球場になることについて「ドーム球場にしてほしかった」と、全天候型を求める意見も寄せられ、賛否が割れる結果となりました。
ライターコメント
千葉市はプロ野球のオフシーズンにも人が集まるスタジアムにしようと、スケートボードやBMXなどの「アーバンスポーツ」を楽しめる施設や宿泊施設なども一体的に整備したい考えです。民間からアイデアを募るそうです。SNSでは「売店は数を増やしてエスコンのようにイベント開催してないときも利用できるように」と日本ハムの本拠地・エスコンフィールドと比較する指摘も見られました。