小泉進次郎農林水産相は26日、政府備蓄米放出の新方式を発表しました。また、集中して米価の対策を担当する専門チームを発足させたことも明らかにしました。
コメの競争入札を取りやめ、随意契約で国が大手スーパーなどの小売業者を任意に選んで直接売り渡します。
放出量は30万トンで、政府が提示した玄米ベースで60キロあたり約1万円で買い受け、8月末までに販売することを条件としました。6月初旬にも店頭に5キロ当たり2000円で並ぶことを想定しています。
農水省は26日、契約の申し込みを開始しました。放出する備蓄米は令和4年産が20万トンで売り渡し価格は玄米ベースで60キロ1万1010円と3年産は10万トンで60キロ1万0080円としています。
SNS上の感情
小泉農水相が政府備蓄米放出の新方式を発表したことを受け、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析し、ポジティブとネガティブの比率を割り出しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「ポジティブ」(約6.5割)
- 「ネガティブ」(約3.5割)
主な「ポジティブ」な声(約6.5割)
「早く安く手元に届くように対策を練られている」
「国民に寄り添った政策」
「競争入札を廃止したのはグッド」
「小泉大臣の行動は基本に沿ったもの」
主な「ネガティブ」な声(約3.5割)
「期間限定の特売セール」
「備蓄米だけ安くても根本的解決にならない」
「今年の新米価格には何の影響力を持たない」
まとめ
今回の分析では、多くのコメントは一時的な価格対策だとしても意味があるとしてポジティブに評価していました。一方で、長期的な米価格の安定や流通構造の改革には疑問を呈す一部のネガティブな反応もありました。
ライターコメント
想定する5キロ2000円の店頭価格は、備蓄米だけで商品化した場合を想定した価格というです。政府は、6月初旬にも店頭に5キロ当たり2000円で並ぶことを見込んでいますが、日本マクドナルドの「ちいかわ」ハッピーセットのように、お店で販売された途端に「即完売」という事態になれば、混乱を招くだけに、消費者側にも冷静な対応が求められそうです。