任天堂は27日、6月5日に発売する新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」について、転売目的などによる不正な出品行為を防止するため、フリーマーケットアプリを運営するメルカリ、LINE(ライン)ヤフー、楽天グループとの協力で合意した発表しました。
メルカリ、LINEヤフー、楽天グループの利用規約に違反して出品する行為について、削除対応や情報共有などで連携するとしています。
スイッチ2を巡っては、任天堂の公式通販サイトでの第1回抽選販売に、国内で約220万人から応募がありました。想定を大幅に上回る申し込みだったことから、任天堂は、安定的な供給体制の構築に向け増産に取り組んでいます。
SNS上の感情
任天堂がスイッチ2の不正な出品行為を防止するため、フリーマーケットアプリと協力することで合意したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析し、ポジティブとネガティブの比率を割り出しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「ポジティブ」(約6割)
- 「ネガティブ」(約4割)
主な「ポジティブ」の声(約6割)
「これはありがたい 高額転売するくらいなら定価で買取に出して欲しい」
「最近のメルカリの対策は任天堂のおかげだったのか!」
「Switch2の写真、名前、商品説明を載せて出品してるヤツ全員アカ停止してしまえ」
主な「ネガティブ」の声(約4割)
「それができるなら第一回抽選応募前にやってくれよ」
「ガチ勢は買取屋に持っていきますよ…」
「100%全面禁止してくれ!!」
「でも本当に事情があって売ることになった人とどう区別するのか」
まとめ
今回の分析では、全体として、任天堂がフリマアプリと協力して不正な転売対策を実施することに対して、「こういう防止が可能なら今後国内メーカーも見習っていってもらいたい」など歓迎する声が多く投稿されていました。一方で、その実効性や公平性について懸念を示す声も少なくなく、より厳しい措置を求める意見もあり、賛否の分かれる結果となりました。
ライターコメント
日本マクドナルドが、SNS発の人気キャラクター「ちいかわ」のハッピーセットの第1弾を5月16日に発売したところ、転売ヤーの買い占めなどにより、ほとんどの店舗で即日完売となりました。それを受けて1人4セットまでの購入制限を設けて、5月23日から臨んだ第2弾も、結果的には即日完売となり、おもちゃを手にできなかったお子さんのいる親などを中心に、SNS上では、マクドナルドの対応に対する恨み節や批判の声があがりました。
スイッチ2は、任天堂の公式通販サイトで行われた第1回抽選販売に国内で約220万人から応募があり、多くの人が落選する事態となっています。人気沸騰が確実な中、任天堂は、転売目的で製品を大量購入する「転売ヤー」の恰好の餌食となる前に、フリマアプリと連携することで、転売対策の本気度を企業として示した形です。今回の対策が転売対策にどこまで効果を発揮するのか、本番はまさにこれからです。