日本マクドナルドは24日、5月23日から期間限定で発売したSNS発の人気キャラクター「ちいかわ」のハッピーセットの第2弾がほとんどの店舗で即完売したと発表しました。
第3弾は「えほん」「ずかん」などプレゼント
これに伴い、5月30日から予定していた、第1弾と第2弾で販売したおもちゃを再販売するハッピーセット第3弾では「ちいかわ」を売らないことも明らかにしました。
第3弾でハッピーセットを購入したお客向けには「マインクラフト ザ・ムービー」、「えほん」、「ずかん」を提供するとしています。
日本マクドナルドでは「大変多くのお客様にご愛顧いただきましたことに心より感謝申し上げますとともに、早期の販売終了により購入を楽しみにしてくださっていたお客様のご期待におこたえできないことを、深くお詫び申し上げます」と、陳謝しました。
転売ヤーが買い占めも
「ちいかわ」のハッピーセットを巡っては、第1弾(510円~)を5月16日から期間限定で発売したところ、予想を大幅に上回る売れ行きとなったことから、多くの店舗で販売を前倒しで終了する事態になりました。
第1弾では、ちいかわグッズの「転売」目的での購入が多かったとみられ、SNS上では大量のハンバーガーやポテト、ドリンクが店舗に捨てられている様子などが投稿されました。
購入できなかったことへの怒りや悲しみを示す反応がSNSで数多く投稿されたことなどから、日本マクドナルドでは第2弾の発売に際して、1人当たりの購入数に4セットまでの上限を設けましたが、対策を講じても、ほとんどの店舗で即日完売が相次ぐ事態となりました。
SNS上の感情
日本マクドナルドの「ちいかわ」ハッピーセットの第2弾が即完売し、第3弾も打ち切りになったことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析ました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「怒」(約4割)
- 「哀」(約3.5割)
- 「喜楽」(約2.5割)
主な「怒哀」の声(約7.5割)
「子どものご褒美でハッピーセットを楽しみにしてるので本当に残念」
「高価格販売で在庫切れがおきなければ転売のメリットもなくなるのでは」
「ハンバーガー屋が余計なものをつけるからこうなる」
「そもそもちいかわ人気を甘く見たマクドナルドのリサーチ不足」
主な「喜楽」の声(約2.5割)
「お詫びしなくて良い、転売目的の人がいなければ良い」
「ちいかわもたくさんの方が購入されていましたね、子どもも親も欲しくなるかわいい商品だったと思います」
まとめ
今回の分析では、多くの人が転売目的の買い占めに対して怒りや悲しみを表明しており、ネガティブな反応が大部分を占めました。一方で、子ども向け商品が大人に奪われる状況に違和感を持つ声や、日本マクドナルド側の在庫や販売戦略に対する批判も目立ちました。そのほかに、モバイルオーダーを活用して購入できたという経験談や、店員の大変さを伝える声も見られました。
ライターコメント
SNS上では、「ちいかわ」ハッピーセットの第2弾が即完売したことについて、子どもが楽しみにしていたのに購入できなかった親の悲しみの声が数多く投稿されていました。今後、そうした事態にならないよう、日本マクドナルドが人気キャラクターとのハッピーセット企画を実施する際の対策として「購入制限をもっと厳しく」「子どもが同伴の場合のみ販売」「メルカリなどでの転売規制」などの提案がSNS上では積極的になされていました。