足立区は31日、同日に開催を予定していた「第47回足立の花火」を中止すると発表しました。
強風が原因
強風により、花火の燃えかすが民家に落下する可能性が高いことを理由にしています。
足立区は「楽しみにしてくださっていた皆様には、誠に申し訳ございません。ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます」と釈明しました。
延期・順延はなし
同区によると「延期・順延はありません」としています。
同区では同日午前及び午後4時頃まで実施する方針を示しており、午後7時20分~8時20分の1時間に1万4010発の花火の打ち上げを予定していましたが、雨は弱まったものの、風が強かったことから、イベント中止の判断基準としていた「荒天」に当たると判断したとみられます。
花火大会の中止は、集中豪雨に見舞われた2024年に続き2年連続です。
「足立の花火」は例年7月下旬に開催していましたが、足立区では「熱中症等の健康上のリスク、天候による中止のリスクがある」ということから、開催時期を5月に変更。しかし、時期を変更したにも関わらず、今年も中止という事態になりました。
SNS上の感情
今回の開催中止に対し、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「怒」(約2.5割)
- 「哀」(約7割)
- 「楽」(約0.5割)
主な「怒哀」の声(約9.5割)
「もっと早く中止にするべきでしょ」
「今年はやるべき これから天気快方に向かうのに」
「天候リスクを考慮して今年は前倒ししたのにこれは無念すぎる」
「朝の時点で中止になるのわかってたやろ」
「去年は大雨で今年は強風ですか、 予備日とかないんですかね?」
「来年も、何かで中止かな」
主な「喜楽」の声(約0.5割)
「この風だと仕方ないかな」
まとめ
今回の分析では、東京・足立区の花火大会が開催時期を変更したにも関わらず、2年連続で中止となったことについて、多くの人が直前の中止決定に不満を感じてました。「もっと早く中止にするべき」「朝の時点で中止になるのわかってた」といった声や、「15時の放送では実施すると言っていた」との指摘があります。2年連続の中止に「去年は大雨で今年は強風」と残念がる声も見られます。予備日の設定や延期への要望もありました。
ライターコメント
足立区の花火大会については、朝から開催するかどうかをひそかに注目していました。昼過ぎから若干天気が好転に向かっていたものの、筆者が住む東京の反対側の地域でも風が強く、どうなるかひやひやしていました。その後、随時、足立区のホームページを見ていても、朝から示されていた実施方針は変わらなかったため、これは開催するのかと思いきや、17時頃に改めてホームページを覗いてみると「第47回足立の花火」の中止についてというお知らせが掲示されていました。同区では「強風により、花火の燃えかすが民家に落下する可能性が高い」ということを理由に、安全第一で、やむなく中止を決断せざるを得なかったんだと思います。この花火大会については毎年心待ちにしている人が多く、来年は何とか開催にこぎつけて欲しいものです。今、私が住む地域は雨がやみ晴れているので、本当に残念でなりません。