ゆいママ『キッチンから届けるおいしさと健康』(1)

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インフルエンサー

【体にやさしい多国籍料理ができるまで】

はじめまして。「ゆいママ@栄養士がつくる多国籍料理」のアカウント名で、インスタグラムでレシピ投稿している吉田優子です。

食べることも、作ることも大好きな、管理栄養士です。

大学を出たあとは、料理・パン・ケーキのスクールで講師をしていました。毎日、たくさんの生徒さんと関わりあいながら、「どうやったら伝わるかな?」って考える日々。

その頃からずっと、〝おいしい〟って笑顔にしてくれる力を信じてきました。

その後、結婚と出産を経て働き方を見直すことになり、病院で管理栄養士として働き出しました。

現場では、病気と向き合う患者さんの食事をサポートしていく中で、食べ物が人の体に与える力の大きさを痛感しました。

ただ――ある日、父が病に倒れて。

娘と記念撮影する父(左)

家族として寄り添う立場になったとき、「病気になった後に整える食事じゃ、遅いんじゃないか」って、強く思うようになりました。

そこから私は、「予防のための食事」について学び直しを始めました。

そこで得た知識を基に、今はインスタグラムで「多国籍料理」をテーマにしたレシピを発信しています。

家族に出すご飯だから、なるべく手軽に、でもちょっと工夫を効かせて。

そんな「がんばりすぎないレシピ」を意識しています。

忙しい日でも作りたくなるような、簡単だけど満足感がある一皿を目指して。

フォロワーさんは現在、4.4万人。日々の食卓に、ちょっとした驚きやワクワクを届けられたらいいなと思っています。

ちなみに撮影もすべて自分で手掛けています。一眼レフとiPhoneを使い分けて、料理がおいしく見える角度や光を研究中ですが、そんな試行錯誤の日々が楽しくて仕方ありません。

見てくださる人がおいしそう、気になる!となってもらえるような動画づくりを目指して日々精進中です。

どうして多国籍なのか…

それは、「健康的なごはん=味が薄い・ワンパターン・おいしくない」って思われがちだから。

これは病院で管理栄養士として勤務していたときに患者さんから、「病院の給食は味が薄い」「同じようなメニューばかり…」なんて声をたくさん聞いていて、

だったら、香りや彩りが楽しい多国籍の要素を、家庭料理に取り入れればいい。

食べるたびに、「これも体にいいんだ!」って、楽しくなるごはんを提供したいと思って投稿しています。

最近は腸活や発酵にもハマっていて、「おいしさと健康」のバランスを探る日々です。

ちょっと疲れた日も、ちょっと不安な日も、キッチンから誰かの背中をそっと押せるような、そんな料理を届けていけたらうれしいです。

(不定期連載)

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