たまごっち最新作が爆売れ、予約は4倍に ブーム支えるのはキダルト層?

By - emogram編集部
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バンダイは9日、人気玩具「たまごっち」の新シリーズ「Tamagotchi Paradise(たまごっちパラダイス)」について、5月21日の予約開始からの累計予約数が前作「Tamagotchi Uni(たまごっちユニ)」と比較して4倍になったと発表しました。同社は、予約の上限数に達したとしており、「一部店舗で予約数の引き上げを行うほどの好調なスタートを記録」としています。

新シリーズは7月12日に発売

新シリーズのTamagotchi Paradiseは7月12日に全3種類が発売され、価格は税込み6380円です。新シリーズでは、初めてズームダイヤルを搭載し、ダイヤルを回すことで宇宙レベルから細胞レベルまで、これまで以上に幅広い「お世話」をすることができるようになったといいます。

また、環境やお世話の仕方によって育つたまごっちが変わるため、より生き物らしい育成体験が可能になり、「りく」・「みず」・「そら」のどのフィールドで育てるか、どんな食事を与えるかによって、個性豊かなたまごっちに出会うことができるとしています。

1996年発売で累計出荷は9810万個超

「たまごっち」は1996年に発売され、今年3月時点で累計出荷数が9810万個を突破しています。

好調を支えているのは「たまごっち」の爆発的な再ブームです。

バンダイによると、昨今「たまごっち」はZ世代を中心にファッション小物や推し活アイテムとして使用され、国内外問わず著名人のSNSで紹介されるなど、幅広い層に愛されるIP(知的財産)になったとしています。

2004年の「かえってきた!たまごっちプラス」による第二次ブーム以降は第三次のアニメ期も含め小学生を中心に支持されてきましたが、現在の第四次ブームの中心にいるのは、子どもの頃「たまごっち」で遊んでいた大人たち「キダルト層」ということです。

懐かしくなって購入する動きも

昔「たまごっち」を通して親や友達とコミュニケーションをとり、夢中になってお世話をした思い出が、大人になった今、懐かしくも新しい「たまごっち」を見て再び手に取るきっかけとなっているそうです。

バンダイの辻太郎常務兼CTO(チーフたまごっちオフィサー)は「たまごっちを生き物として育て、同じ時間を過ごすことで、お世話する喜びや育成の楽しさ、そして命の尊さを感じてほしいです。さらにお世話の幅が広がった『Tamagotchi Paradise』をぜひ、心ゆくまでお楽しみください!」とコメントしています。

ライターコメント

たまごっちの新シリーズ、発売前から活況で、発売後は、なかなか手に入らない事態も予想されます。それだけに、転売目的でアイテムを買い占める「転売ヤー」の餌食にならないよう、メーカー側には十分な対策を講じて欲しいものです。

産経Podcast(聴く産経新聞)でもこの記事を紹介しています。

>「モス×たまごっち」コラボのおもちゃが登場!

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