女優、木村文乃さん(37)が主演を務めるフジテレビ系「愛の、がっこう。」(木曜後10・0)。第1話が10日に放送され、番組ラストに作中の演出をめぐり異例の注意喚起が行われました。
「十分ご注意ください」
同作は、真面目で恋愛に奥手な高校教師・小川愛実(木村さん)が、ホストのカヲル(Snow Man・ラウールさん)とひかれ合うオリジナル恋愛物語。社会現象を巻き起こした同局系「昼顔」(2014年)を手掛けた脚本・井上由美子さんと演出・西谷弘さんが再び木10枠でタッグを結成しました。
同日の放送では、本編終了後、画面上に今年6月28日に改正風営法が施行されたことを周知するための注意書きが流れ、「このドラマのホストクラブにおける一部表現には、違反となりうる営業行為が含まれています」と記されました。
さらには、改正風営法について番組公式ホームページで解説していることも伝えました。 番組ホームページではホストクラブの営業について規制されている行為を列挙し、「悪質なホストクラブで被害にあわないよう、十分ご注意ください」と改めて注意を呼びかけました。
SNS上の感情
「愛の、がっこう。」が演出をめぐり異例の注意喚起したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「怒り」の声(65%)
「わざわざ公共の電波で放送する必要はない」
「放送していいタイミングではない」
「注意喚起くらいで済まされたら親としては心配」
主な「哀しみ」の声(20%)
「日本の地上波テレビは、ホストを成功者コンテンツとして番組で活用する」
「地上波は配信サービスのようなある程度、自由度の高いものには敵わない」
「テレビで流れてる=法令違反はない、と信じちゃってる人が一定数いる」
主な「喜楽」の声(15%)
「行き場のなかった主人公がヒロインによってどう変わっていくか最後まで見たい」
「悪徳商法を題材にドラマに組込んで行けば、抑止力にもなる」
「ドラマはフィクションと捉える」
まとめ
今回の分析では、「愛の、がっこう。」が演出をめぐり異例の注意喚起したことについて、「この社会情勢の中で、よくホストを主役級に扱うドラマを作ろうと思ったな」と指摘する声が寄せられました。
ライターコメント
第1話ではホストクラブにハマった生徒・沢口夏希(早坂美海さん)を担任の愛実と副担任の佐倉栄太(味方良介さん)が連れ戻すことに。さらに夏希の母親から「今後一切夏希に連絡をしない」という念書をホストのカヲルに書かせるよう、要求されます。愛実が念書の文字が書けないカヲルへ漢字の書き方を教える中、2人の距離は縮まり…という展開でした。SNSでは「風営法の改正なんて意外と知られていないので、これを機に知ってもらえるならいい」と理解を示す意見もありました。