日本マクドナルドは9日、9日~11日の3日間限定で予定していたハッピーセットと「ポケモン」がコラボしたポケモンカードの配布が、予想を上回る売れ行きのため、多くの店舗で終了になったと発表しました。
同社は「早期の配布終了により、楽しみにしてくださっていたお客様のご期待にお応えできなかったことを心よりお詫び申し上げます」と陳謝しました。
日本マクドナルドは、8日に発売を開始したポケモンとコラボした「ハッピーセット」について、おもちゃの転売対策を講じ、メルカリと連携して、発売前後の注意喚起や権利侵害品対策を実施しました。
過度な転売や営利目的の購入を防ぐため、両社が情報を共有しながら取り組みを推進。また食べきれない量の注文を控えるよう改めて呼びかけていましたが、発売後、SNSで、食べられないままのたくさんのハンバーガーなどが店舗に捨てられた映像が投稿されるなど、日本マクドナルドが今回講じた、転売目的で購入する「転売ヤー」への対策に対し疑問視する声が相次ぎました。
SNS上の感情
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「怒り」の声(75%)
「注意喚起だけって本当に無責任過ぎるマック」
「転売ヤーしか喜ばないハッピーセットなんてやめちまえばいいのに」
「毎度毎度から無策の一つ覚えで」
「恥ずかしくないのかマクドナルドは?」
「フードロス削減は、どこ吹く風」
主な「哀しむ」声(18%)
「子供を悲しませ、転売ヤーに利益を与えるマクドナルド」
「だれが『ハッピー』になったのか」
「食べ物を粗末にするという光景は、子どもたちに悪影響与える」
「子供は手に入れば嬉しい、転売ヤーは価値がなくなれば敗北」
「前回の時から何も学んでないなぁ…」
「いい大人がポケモンカードってねぇ… 食糧まで廃棄されてるみたいで馬鹿馬鹿しい」
主な「喜楽」の声(7%)
「もう、オーダーするときに『食品は要らない』を選択できるようにしたれよ」
「ポケカをハンバーガーに挟んで提供すればいいのに」
「転売ヤーがハッピーになるセットやな」
「店内でハッピーセットを完食したら『おまけ』を渡す仕組みにすれば良いのかもね」
「受け取り別にしたらいいよ。後日店頭で、個数限定で」
「1人あたり1個ずつなら問題無いかと」
まとめ
今回の分析では、ハッピーセットの発売後、SNSで食べられないままのたくさんのハンバーガーなどが店舗に廃棄された映像が投稿されたことに対し、SNSの投稿者の多くは日本マクドナルドの対応について「注意喚起だけでは効果がない」という批判が寄せられたほか、転売目的で購入する人に対する怒り、食品廃棄につながる問題への懸念などが表明されていました。
ライターコメント
SNS発の人気キャラクター「ちいかわ」ハッピーセットが転売ヤーに買い占められた経緯を踏まえ、今回のポケモンコラボでは対策を講じてきたマックですが、結果は、転売ヤーが一枚上手だったようです。なかなか対策は難しいとは思いますが、SNSであったように1人1セットに限定するなど抜本的な対策を講じない限り難しいでしょうね。営利と対策という板挟みの中で、なかなか本当に欲しい人に欲しいものを行き渡すのが難しい時代になっているようです。