【第107回全国高校野球 決勝 沖縄尚学(沖縄)―日大三(西東京)】優勝が決まり、マウンドで喜びを表す沖縄尚学ナイン=甲子園球場(梶山裕生撮影)

【甲子園】沖縄尚学が日大三下し初優勝、沖縄勢15年ぶりの栄冠にSNSの反響は?

By - emogram編集部
喜怒哀楽

第107回全国高校野球選手権大会最終日は23日、甲子園球場で決勝が行われ、沖縄尚学が3-1で日大三(西東京)を下し、初優勝を果たしました。沖縄県勢の優勝は2010年の興南以来15年ぶりとなりました。

1-1で迎えた六回に4番宜野座恵夢捕手(3年)の適時打で勝ち越し、八回にも宜野座捕手の適時二塁打で追加点。新垣有絃投手、末吉良丞投手(いずれも2年)の継投で逃げ切りました。日大三は2011年以来3度目の頂点を目指しましたが、届きませんでした。

【第107回全国高校野球 決勝 沖縄尚学(沖縄)―日大三(西東京)】優勝を逃し泣き崩れる日大三ナイン=甲子園球場(泰道光司撮影)

5日に開幕した大会は、休養日、天候不良による順延を含め19日間で頂点が争われました。暑熱対策が問題となる中、最初の5日間は午前と夕方に試合を分けて行う「朝夕2部制」で実施されました。

沖縄尚学は11度目出場の夏で初の栄冠

沖縄尚学が3-1で日大三に勝ち、11度目出場の夏の甲子園で初の栄冠を手にしました。

1点を追う二回に阿波根裕外野手(3年)が左翼に適時二塁打を放って同点に追いつきました。六回には2死二塁から宜野座捕手が左翼に適時打を放って勝ち越し、八回にも宜野座が適時二塁打で1点を加えて3-1としました。

先発の右腕・新垣投手は7回⅔を6安打1失点と好投し、八回2死からは背番号1のエース左腕・末吉投手が登板しました。九回に四球と自身の悪送球の失策から1死一、三塁を招きましたが、最後は遊撃併殺打に仕留めて試合を制しました。

比嘉公也監督は「沖縄から本当に大勢の方が大声援を送ってくれたおかげで生徒たちも力を引き出していただいたのかなと思います。初戦の金足農(秋田)さんとのゲームで1-0という非常に厳しい展開をものにしたということが甲子園での自信を深めたんじゃないかと思う」と2週間以上に及ぶ戦いを振り返りました。

主将の真喜志拓斗内野手(3年)は「チームの目標としてきた全国制覇がかなってうれしい。いい仲間、いいチームで最高の舞台で試合ができたことに感謝したいです」と感無量の表情で思いを語った。この日は母親の誕生日で「今まで甲子園の優勝できる自分にまで育ててくれてありがとうと伝えたい」と話しました。

3安打2打点と大活躍の宜野座捕手は、「あの場面で打てたことがうれしい。なかなか結果を出せない時期が続いて苦しい思いをしてきたが、この夏に優勝ができてうれしい。甲子園に入って2人とも実力も上がって自信もついていたので自分としてもリードしやすかった。2年生とは思えない信頼感があるので頼りになりました。自分たちが結果を出せたのも沖縄県民の皆様が応援してくれたおかげだと思うので感謝したいと思います」と喜びを爆発させました。

SNS上の感情

沖縄尚学が3-1で日大三を下し、初優勝を果たした決勝戦に対し、SNSでは、多くのコメントが寄せられています。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。

感情分析の結果は以下の通りです。

主な「感動」の声(45%)

「新垣くんのナイスピッチング!末吉くんへの継投も見事でした✨ 熱かったー!!」

「最終回の1打サヨナラ場面ヒヤヒヤしたけど、最後Wプレーの瞬間は自分でもびっくりするくらいデカい声出たわ…w」

「沖縄尚学、優勝おめでとう🎊大ファンです⚾️新垣投手が8回途中でベンチに下がる時の万雷の拍手に、テレビで観ていて感動して泣きそうなった😭」

「試合終了後、クールダウンのキャッチボールしてた末吉くんと新垣くんが最後笑顔で抱き合ってたの良かった😊✨」

「 最後のキャプテンのインタビューでお母さんが誕生日だと言っててお母さんも泣いててもらい泣きしました」

主な「祝福」の声(40%)

「沖縄尚学、ついに頂点へ!🏆 新垣有絃→末吉良丞の2年生リレーで日大三を圧倒⚾🔥 夏の伝説がここに刻まれた…💫」

「優勝旗が沖縄にきたかおめでとう😭」

「🏆沖縄尚学、悲願の夏初優勝🎉 新垣有絃&末吉良丞の完璧2年生リレーで日大三を完全封鎖⚡」

「全国制覇おめでとうございます🎊🎈」

「🎊🎊🎊沖縄尚学初優勝㊗️㊗️㊗️そして、甲子園制覇おめでとう🎉🎉🎉」

主な「称賛」の声(10%)

「新垣くん本当にナイスピッチングだった。いい試合、いい夏をありがとうー‼️」

「末吉くんは凄いのはもちろんの事、新垣くんは甲子園で成長した感じがする😊」

「2年生でこのプレッシャーに勝てるなんて、すごすぎる。もうプロだね」

「まさか8回まで日大三高を抑えるとか 新垣くんすごい!!」

「新垣くんマジですごかった!!」

主な「共感」の声(5%)

「両者共いい試合だった 沖縄尚学は優勝おめでとう! 日大三高の生徒たちも本当によく頑張ってた」

「日大三…最後まで 新垣クンの変化球に…😢 9回の反撃はチャンスだっただけに😵」

「いい試合でした! 沖縄尚学優勝おめでとう!日大三も最後までよく粘ったー ありがとう!!」

「沖縄尚学、優勝おめでとう❗ 日大三、準優勝おめでとう❗ 両校、心からおめでとう🎵 両校、心からありがとう🎵」

まとめ

今回の分析では、沖縄尚学が3-1で日大三を下し、初優勝を果たした決勝戦に対し、沖縄尚学の夏の甲子園初優勝を祝福する内容で溢れています。とりわけ2年生の新垣投手と末吉投手のリレーによる素晴らしいピッチングを称える声が多く、多くの人が感動を表現しています。また、準優勝の日大三高に対する敬意や、最後まで諦めなかった姿勢への称賛も見られます。

ライターコメント

決勝戦、いい試合でしたね。ただ、甲子園が終わると、夏が終わる気がして少し寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか。と思っていたら、SNSでも「ああ、また夏が終わっちゃうのか… 夕焼け色の海に、全部流してしまいたいな… #夏の終わり」という投稿もあり、同じ感慨を抱く人がいるんだなと思ってしまいました。この大会、途中、22時30分過ぎまで行われた試合のほか、広陵高の出場辞退はじめ、いろんな出来事がありましたが、存分に楽しませてもらいました。感動をありがとうございました。

>沖縄尚学、山梨学院を劇的逆転劇で下し夏初の決勝進出にSNS鳥肌

>【甲子園】日大三が14年ぶりの決勝進出、延長タイブレークの末に県岐阜商を破った熱戦にSNSも感動

Related Article