讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」などを運営するトリドールホールディングス(HD)は17日、店長の年収を最大2000万円とする人事制度を導入すると発表しました。
新たな人事制度は「ハピカンオフィサー制度」。従来店長が担っていたオペレーション業務の一部を他メンバーへ移管、各店独自の感動体験の創造をリードする役割へとシフトさせるとしています。
店長の収入は、現在の最大520万円から今後3年間で2000万円級を10人育成する方針です。外食業界ではすかいらーくHDも1000万円超を提示。人手不足や高い離職率が課題となる中、好待遇の動きが広がってきています。
トリドール傘下の国内店舗は約1150店。3年間で制度の対象者を300人に増やし、等級ごとに給与水準を設けるとしています。
SNS上の反応
トリドールHDが、丸亀製麺の店長の年収を最大2000万円とする人事制度を導入すると発表したことに対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。
主な「批判的」な声(58%)
「店長だけ上げてどないすんねん そういうとこやぞ」
「いや、お偉いさんに金やるなら下で頑張ってる従業員に還元しなきゃダメだろ」
「店長に2000万…バイトの時給はまだ変わらず?公平って言葉どこ行った?」
主な「懐疑的」な声(25%)
「『最大』2000万!!(ほぼいない)とかふるさと納税キャンペーンかよ」
「でも激務なんでしょう?」
「日本の企業でグレードシステムはダメ。十中八九最高グレードを出さない」
「その2000万を回収するために店舗の売り上げ設定がさらに厳しくなる」
「全国に788店舗あってその中の選ばれた10人🔥」
主な「肯定的」な声(12%)
「2000万ならやりてぇ!」
「店長が夢のあるポジションになったな👏 現場の頑張りがしっかり報われる制度は素晴らしい!」
「これはいいと思う人いるけど1番いいのは最低値を上げる事だよ」
「人材確保でここまで思い切った報酬設計を出すのは攻めてますね」
主な「中立的」な声(5%)
「中の人の意見が聞きたいところ」
「いくら売り上げたら2000万貰えるんだろ」
「店長という名のエリアマネージャークラスなんだろうな…」
「やっぱり人材不足なんだなあ…」
まとめ
今回の分析では、トリドールHDが、丸亀製麺の店長の年収を最大2000万円とする人事制度を導入すると発表したことに対し、ネガティブ、ポジティブの両面の反応が寄せられています。肯定的な意見としては、実力に応じた報酬制度の導入や飲食業界の待遇改善への期待がある一方、「最大」という言葉に対する疑念や、実際に2000万円を得るためには過酷な労働条件が予想されるという心配も多く見られます。また、店長だけでなく一般従業員やアルバイトの待遇改善も必要だという声も多数ありました。
ライターコメント
SNSでは賛否が分かれた丸亀製麺の店長の年収を最大2000万円とする新制度。今回の制度に対し「最大やなくて平均を上げましょう」「地域パートさんの給与底上げするべきやろ…」「最大も大事だけど、じゃあ下限は?」など、全体を引き上げるべきだという声も多数寄せられていました。