人気インフルエンサーのマネジメント業務などを手掛けるISARIBI(イサリビ、東京都千代田区)は31日、ニッポン放送の人気アナウンサー・吉田尚記さん(49)がニッポン放送以外の各メディアやイベント、講演に出演する際のマネジメントおよびプロデュースを担当する業務提携を結んだと発表しました。

先駆的な存在
ISARIBIはヲタクダンサーチーム「REAL AKIBA BOYZ」(リアルアキバボーイズ)を始めとした、いわゆるサブカルチャー領域に強いインフルエンサーのマネジメントや、広告プロモーションを手がけるクリエイティブエージェンシーとして活動している企業です。
一方で吉田アナウンサーも、アニメやアイドルを始めとしたサブカルに深い造詣を持ち、2025年4月からは東京大学大学院に入学し、ももいろクローバーZのファンの総称である「モノノフ」をテーマに研究活動に励むことも発表されている「オタクアナウンサー」の先駆者的な存在です。
アイドルにも広がるオタク文化
古典的なオタクのイメージと言えば、メガネにチェックシャツにリュックサックを背負った男性、だったのではないでしょうか。
しかし2011年にデビューした人気アイドルグループ「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉さん(36)がオタクを公言したことによって、アイドルなのにオタクなの!?という衝撃が広がりました。現在ではその宮田さんの後輩であるSnow Manの佐久間大介さん(32)もファンの間ではオタクアイドルとして知られています。
ISARIBIがプロデュースを手掛けるREAL AKIBA BOYZも、「ガチのオタク」としてタレント活動をしていますが、彼らの本職は「プロダンサー」です。
「オタク=好きを追求する」の認識になりつつある昨今、今度はどんな「オタク」が世間を楽しませてくれるのでしょうか。