11月3日～11月9日の運勢|A型「職業は人間」審判のタロットが|ととのいタロット×血液型で週間占い

ライターコメント

こちらの本のなかで、この言葉をタイトルにした一節において、かの岡本太郎さえ、絵が売れない時期があったこと、そして哲学、民族学、社会学などに含蓄があったため、そちらの講演や原稿の仕事で食いつないでいたことについて語られています。

詩人で小説家の岡本かの子、そして漫画家・画家の岡本一平を両親に持つ、芸術一家のサラブレッドであったことでもあるのか、また太郎が「キチっとした服装をしていた」ことでもあるのか、周囲は、まさか誰も太郎が貧乏をしていると思わなかったそうです。
しかし、留学先のパリから、戦後日本に帰ってきた頃は「とにかく貧しかった」と語る太郎。

そして、自身を、「絵を売らない」と語り、生活のための他の仕事には従事しつつも、
「ぼくは本質的には芸術はいわゆる職業であってはならないと思っている」
「あんまりいろんなことをやるので、〝いったい何が本職ですか〟なんて訊かれる」
「そんなとき、ぼくは〝本職は人間だ〟って答えてやるんだ」
「人間として言いたいことを言う、やりたいことをやる。収入はそれについてくることもあるし、こないこともある。勝手にしやがれだ」
と言い放つのです。

「ぼくの絵には値段はない」
「ぼくにとって絵が売れる売れないは、どうでもいいことなんだ」
「売れる絵を描こうとしたら買う人のレベルにあわせないといけない。でもぼくは本物の芸術は時代を超えたもので、好かれる芸術は本物ではないという信念をもっているんだ」

「一般の人は、とかく値段を評価の基準にしてしまうだろう。ほう、これが何億円の絵ですか、なるほど素晴らしい、なんて絵そのものより値段のほうに感心して、ぞろぞろ人がつめかけたりする。こんなバカバカしいことはないよ」
「有名作家の、名前で流通している絵なんて商品であって、ほとんどが芸術じゃない」そう、岡本太郎は言っています。

「ぼくは自分が描いた絵を売りたくないし、飾ってもらいたいと思ったこともない」
「しかし、人の出入りが激しい公共のビルや駅などに掛けた絵、モニュメントなら大勢の人に見てもらえる」
「見たっていいし、見なくたっていいんだ」
「それでもちゃんと、心の奥底に働きかけているんだよ」
「パブリックな場所にこそ、自分の作品を置くことにしているんだ」と、さらに岡本太郎は言っています。

今のインターネットやSNSでの、クリエイターたちの、作品公開につながる発想かもしれませんね。

今週のあなたも、「本職は人間だ」と思いながら、よりパブリックな場に身を置くことで、より正確なジャッジメントと、未来への活路を見出せそうですよ!
大丈夫、私たち人間には、岡本太郎がついています。

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今週も、あなたの気持ちが整う生活を応援しています♪
それでは、また来週!

ｂｙ占い師87
幼少期からの経験に加え、電話占いサイトで最速最高ランクを獲得。大アルカナと小アルカナを合わせた78枚のタロット占いで、あなたの人生をより良い方向へ導くための、今週の運勢や、ととのうメッセージをお届けします。

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「ととのいタロット占い」とは

占い師としては、タロットカードがあるだけで様々な解釈を膨らませることができるので、とても面白いです。
昔ながらの、ひとつの感情分析ツールだったともいえるでしょう。

さて、トレンド情報メディア「emogram（エモグラム）」は、ネット上やSNSにあふれる感情を独自に分析するなど、世の中の心の動きにまつわる記事をたくさん紹介していきます。

こちらの見出しは、「毎日がポジティブに整うメディア」というエモグラムのコンセプトにちなんで、タロットをひきながら、気持ちや身体に関する今週の整え方を占っていきます♪