ミラノ・コルティナ冬季五輪、フィギュアスケート女子。金メダルに輝いたアリサ・リュウ選手(米国、20)が今、世界中で爆発的な人気を集めています。
「金×黒」の斬新スタイルと屈託のない笑顔に世界が夢中
今大会、アリサ・リュウ選手はこれまでのフィギュア界の常識を覆す、金と黒のストライプに染めたエッジの効いたヘアカラーで登場。その斬新なスタイルと、弾けるような屈託のない笑顔は一気に観衆を虜にしました。

その熱狂を証明しているのが、SNSの驚異的な数字。大会前は30万人程度だったInstagramのフォロワー数は、金メダル獲得後の23日午後6時現在で、なんと430万人を突破。わずか数日で400万人もの人々が、彼女の「ストーリー」を追いかけることになりました。
「メダルは必要ない」と語った元天才少女の逆転劇
リュウ選手は、13歳で全米選手権を制し〝天才少女〟と謳われましたが、2022年の北京五輪(6位)後に16歳で一度引退を表明しました。
その後、大学生活を謳歌(おうか)していた彼女が再び氷上に戻るきっかけとなったのは、2024年に体験した「スキー」だったといいます。スキーの感覚がスケートに似ていると感じ、再び情熱が再燃。復帰後の彼女のスタンスは一貫して「スケートを楽しむこと」でした。
今大会、ショートプログラム3位から迎えたフリー。金色に輝く衣装で登場した彼女は、アップテンポな曲に乗せてすべてのジャンプを着氷させました。ステップでは満開の笑顔を振りまき、SP3位からの見事な逆転劇で150点を超える好記録をマーク。
復帰にあたり「メダルは必要ない、自分のストーリーを伝えることが目的」と宣言していた、かつてのリュウ選手。新女王の座に就いた今、彼女がリンクに描いたのは、誰かの期待に応えるためではない、自分自身が心から楽しむ「最高の物語」でした。
ライターコメント
金と黒のヘアカラーも、自分を表現することを楽しむ普段着の着こなしも最高!リンクの上でも外でも自分らしさを貫く彼女の姿に、私も思わずInstagramをフォローしてしまいました。驚くべきは、スケートから離れていた期間、ほとんど氷に触れていなかったということです。完全にリセットした状態から、わずかな期間で世界の頂点へと返り咲くその精神力には、計り知れないパワーを感じます。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。












