神戸市にある「花と動物と人とのふれあい共生」をテーマにした全天候型施設、「神戸どうぶつ王国」から、嬉しいニュースが飛び込んできました。神戸どうぶつ王国で飼育されているマヌルネコのお母さん「アズ」が、元気な赤ちゃんを出産しました。
6つの小さな命と、アズの愛情深い子育て
今回アズが出産したのは、全部で6頭の赤ちゃんたち。残念ながらそのうち1頭は死産となってしまいましたが、残りの5頭はお母さんの愛情をたっぷりと受けて元気に成長しています。
赤ちゃんたちはまだ目が開いていないほど小さく、「ミーミー」と愛らしい小さな声で鳴きながら、アズにぴったりと寄り添って母乳を飲んでいるとのこと。アズも自分の子どもたちをしっかりと付きっきりでお世話をしており、母子ともに落ち着いた状態ということです。
感染症から守るため、24時間体制での見守り
マヌルネコは、出産直後の感染症リスクが非常に高く、慎重な飼育と観察が求められるデリケートな動物です。 そのため、飼育スタッフも直接の接触は最小限に留め、24時間体制でモニター越しに母子の様子を静かに見守り続けています。
体重測定などの健康チェックも、タイミングを見計らいながら徹底した衛生管理のもとで行われているそうです。

母子の体調管理を最優先としているため、一般公開の時期は現在のところ未定です。今後の成長状況を見極めながら公式SNSやホームページでお知らせされるとのことです。
世界最古のネコ?「マヌルネコ」とは
近年、動物園でも大人気のマヌルネコ。モンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味があり、食肉目ネコ科に分類され、シベリア南部から中央アジアの砂漠地帯や岩石地帯に生息しています。
特徴的な分厚い毛は、雪の上や凍った地面に腹ばいになっても体を冷やさないための防寒着の役割を果たしています。また、目が高い位置にありますが、岩陰から獲物を狙って顔を出したときに、目立たないように進化した結果と言われています。
かつては毛皮目的の狩猟対象となり、現在でも生息地の減少によりその数は減ってしまっています。
■神戸どうぶつ王国
今回の舞台となった「神戸どうぶつ王国」は、15,000㎡の広大なグラスハウスと10,000㎡の屋外エリアを持つ動植物園です。 1年を通して1万株もの花々が咲き誇り、アルパカやカピバラとのふれあいや、大迫力のバードパフォーマンスなど、動物たちを通して楽しく学べる施設です。

ライターコメント
マヌルネコの赤ちゃんの誕生、本当におめでたいですね。1頭の死産という悲しい出来事を乗り越え、アズお母さんが一生懸命に5つの命を育てている姿を想像するだけで胸が熱くなります。感染症のリスクが高い中、24時間体制でモニターを見つめる飼育スタッフの皆さんの緊張感と深い愛情にも頭が下がる思いです。赤ちゃんたちが無事に困難な時期を乗り越え、元気な姿を見せてくれる日が楽しみです。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。






