北海道網走市にある「オホーツク流氷館」の公式X(@ryuhyo_kan)が投稿した、「巨大なクレーンゲーム」のような写真が話題を呼んでいます。

クレーンが力強く掴み上げているのは、ぬいぐるみではなく、青白く輝く本物の「流氷」。「1回いくらなら挑戦しますか?」という問いかけとともに投稿された流氷を運ぶ動画。実はこれ、流氷館にとって欠かすことのできない、非常に重要なミッションの真っ最中なのです。
網走沖2.5マイルから届いた「300トン」の贈り物
今回、採取された流氷は、網走沖約2.5マイル(約4.6キロ)に浮かんでいたもの。その重さは、なんと推定300トン。
【🧊流氷キャッチャー🧊】
1回いくらなら挑戦しますか?海水を含んだ流氷は青々として綺麗ですね🤩
昨日、曳航された流氷を陸上げいたしました。十分な水切りを行い、13日に流氷入れ替えをする予定です。#網走 #天都山 #オホーツク流氷館 #ドルチェアクア #あばしり天空の里 pic.twitter.com/Ghk98GbfcI
— 天都山展望台・オホーツク流氷館 (@ryuhyo_kan) March 9, 2026
海水を含んだ流氷は、光の加減で神秘的な青色を放ちます。オホーツク流氷館のスタッフも「流氷とったど〜!」と思わずはしゃいでしまうほどの流氷が陸揚げされました。
なぜ「入れ替え」が必要なのか?
オホーツク流氷館には、一年中本物の流氷に触れられる「流氷体感テラス」があります。テラス内は常にマイナス15℃に保たれ、流氷が溶けることはありません。

しかし、長い時間をかけて氷が「気化」し、少しずつ小さくなってしまうのだそうです。そのため、流氷が網走の海を埋め尽くすこの時期に、新鮮な流氷へと「衣替え」を行うのが恒例となっています。
あなたの街にも「網走の風」が届くかも?
今回採取された300トンの流氷は、館内の入れ替えに使用されるほか、網走市のPRイベント用として全国各地へ運ばれる予定だといいます。
「皆さんの街にもおじゃまするかもしれません」という公式Xの言葉通り、この青く美しい氷たちが、遠く離れた街にオホーツクの冬の息吹を届けてくれることになりそうです。
ライターコメント
以前、知床のホテルに滞在した際、真夏にもかかわらず立派な流氷が展示されていて驚いたことがありました。今思えば、あの氷もこうして冬のうちに大切に採取され、運ばれてきたものだったのかもしれません。そんな「季節を越える贈り物」の舞台裏を知り、当時の感動が改めて蘇りました。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。












