市川市動植物園公式Xより

市川市動植物園はパンチくんだけじゃない!国内希少種オランウータンと、背後をゆくアルパカの「贅沢な散歩」

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

三連休の最終日となった3月22日、市川市動植物園は大きな混乱もなく、無事に閉園の時間を迎えました。連日「綱渡り」(公式Xより)の運営が続く中、スタッフの懸命な誘導と来園者の理解で、パンチくん旋風が吹きすさぶ中でも穏やかな連休となったようです。

「開園ダッシュはゼロ」ファンと園が築いた信頼関係

昨日の市川市動植物園公式Xの投稿で、一部の来園者が〝開園直後にダッシュ〟していたことについて触れていました。しかし最終日の朝、駆け出す人は一人もいなかったそうです。「皆様のご協力に頭の下がる思いです」と〝中の人〟が公式Xで綴る通り、来園者のマナーも守られつつあるようです。

サル山周辺は依然として混雑していたようですが、スタッフが「感覚が麻痺しているのか、少なく見える」と漏らしていました。もしかしたら、来園者が以前よりもさらに静かに見るよう心掛けるようになったことで、少なく見えたのかもしれません。

パンチくんのベストポジションを求めて右往左往するのではなく、空いている場所でゆったりと待つ…。そんな「大人の推し活」が定着しつつあるようです。

サル山のその奥へ。国内7頭中4頭が市川に!?

公式X:「せっかく来たなら、サル山ばかりでなく、その更に奥までどうぞ」

市川市動植物園の公式Xがこのように投稿する通り、日本国内にわずか7頭しかいない希少なスマトラオランウータンのうち、4頭がここにいます。37歳の「イケメン」ことイーバンをはじめ、個性豊かな面々が静かに来園者を待っていますよ。

市川市動植物園公式Xより

また、「サル山に気を取られていると、後ろをアルパカがのんびり散歩してたりします」とも投稿。パンチくんをきっかけに訪れた人々が、ほかの動物たちの魅力に気づき、園全体を回遊するという結果になっているようです。

市川市動植物園公式Xより

1カ月で跳ね上がった「経験値」と、未来への夢

この1カ月、押し寄せる人波をさばき続けてきた市川市動植物園のスタッフたち。公式Xは、「かなり経験値を上げました。何とか持ち堪えたい」とまとめつつ、「このアーチ(正門)もいつかリニューアルしたい……」と、未来への夢をポツリ。

市川市動植物園公式Xより

古い設備を使いこなし、知恵と工夫で春休みの幕開けとなる三連休を乗り切った市川市動植物園。スタッフの熱量とファンの良識があれば、どんな困難も「素晴らしい思い出」に変えられそうです。

ライターコメント

三連休、たくさんの人出が予想され、どうなることかと思いましたが、来園者の皆さんがマナーを守り「静かに観覧」していたとの報告を見て安心しました。パンチくんへの愛が、園全体へのリスペクトに変わっているのを感じます。そしてあの古い門、私はあの雰囲気嫌いじゃないのであのまま残しておいてほしいような気もしています…。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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