年末の「ボンボンドロップシール」品薄騒動以来、いまも冷めやらぬ〝令和のシールブーム〟。デジタル機器に囲まれて育つ子供たちなのに、なぜアナログアイテムに人気が集まっているのでしょうか。飽きない理由は…。ブームはいつまで続くのか…。大人にとってはナゾの多いシールブームについて、改めて最近の傾向をまとめてみました。
ワンコインで手に入る時代が到来した
「子供たちのシールコレクションを支えているのは、百円ショップのおかげもあります」と話すのは、都内で小2、小4の姉妹を育てる主婦のまりさん。まりさんの子供たち2人は、それぞれのリュックにシステム手帳サイズのシール帳を3冊ずつ持ち歩いていました。
まりさん:「自宅にあるものと合わせると、それぞれ同じシール帳が10冊ずつくらいありますが、キリがないので持ち歩いていいのは3冊までと決めています」
シール帳を見せてもらうと、有名キャラの立体的なシールを始め、スイーツや動物、ハートなどの模様をモチーフにしたシールが並んでいました。雑貨店や文具店で購入した500円程度のシールも多いそうですが、百円ショップで購入したものも混じっているとのこと。またシールを購入する際も、ブランドへのこだわりはなく〝とにかくかわいければOK〟なのだとか。
「百円ショップにも、立体的なシールがたくさん並ぶようになりましたよね。入手困難になってしまったボンボンドロップシールを求めてさまようより、いつでも買えるシールのほうが子供たちにはいいようです」(まりさん)。この日も、このあと東京・原宿にあるシール専門店へ行くということでした。
シール帳に表れる個性
シールコレクターの子供たちがシール同様に情熱を注ぐのが、「シール帳」へのこだわりです。シール帳そのものにも個性が表れていて、見ているだけでも楽しいもの。システム手帳サイズのシール帳が人気があるようですが、ほかにもさまざまなサイズやデザインのシール帳があるようです。

いちばん多いタイプは、バインダーになったシステム手帳サイズのシール帳。「食べ物」「キラキラ」「どうぶつ」とジャンルごとに仕分けておけば、シール交換のときに見つけやすいとのこと。
ほかに、大判のファイルをシール帳にしている人も増えています。B5やA4サイズの大きなシール帳に、隙間なくびっしりと貼り込むタイプです。シール帳のサイズが大きいので、1ページに貼れるシールの数が多く迫力があります。また1冊に貼れるシールの数も多いので、冊数が増えにくく、管理しやすいという利点もあります。
100円~500円で買える、自分だけの小さな宇宙。もし、身近にいるお子さんがシール帳を広げていたら、ぜひその「編集のこだわり」を聞いてみてください。そこには、その子の個性が爆発する〝魅力〟がきっと詰まっています。
ライターコメント
わが家にも小学生の娘と息子がいますが、性別に関係なく二人ともシール集めに夢中です。以前は特定のブランドやキャラクターのシールを欲しがる時期もありましたが、最近はこだわりがなくなったようで、かわいくてぷっくりしていれば、どんなシールでも嬉しそうに集めています。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。






