天富士の店内の様子

東京・赤羽の静かな商店街で35年以上愛される老舗の天ぷら職人 銀座の名店で修行した元銀行員

By - ハツ
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こんにちは、年間600軒のレストランや酒場を食べ飲み歩き、グルメ情報を発信しているグルメハンターのハツです。

東京・赤羽の飲み屋街の喧騒から少し離れた「志茂平和通り」という、車がやっと一台通れるほどの静かな商店街に、そのお店はあります。天ぷら専門店「天富士(てんふじ)」。

シンプルなメニュー

一歩足を踏み入れると、右手に6席のカウンター、そしてテーブル席が2つ。このこぢんまりとしたサイズ感が、なんとも心地よく落ち着くんです。

こちらの店主・小野田さんは、なんと銀行員という異色の経歴の持ち主。その後、あの銀座の名店「天一」で修業を積み、昭和56年に地元・赤羽でこの店を構えたのだそう。

店内の様子

カウンターでいただく、揚げたての贅沢

カウンターに座れば、目の前で一つひとつ丁寧に揚げられた天ぷらが、最高の状態で運ばれてきます。この「一品ずつ、揚げたてを供するスタイル」こそ、専門店を訪れる醍醐味。

海老の天ぷら

まずは「海老」からスタート。サクッとした軽やかな衣の中から、甘みの強い身がぷりっと顔を出します。火入れが絶妙な「アスパラ」は、素材の水分を逃さず、旨味がギュッと凝縮されています。

アスパラガスの天ぷら

厚切りにされた「レンコン」に歯を立てれば、期待を裏切らないシャキシャキッという軽快な音が。繊維一本一本が生きているような力強い歯ごたえと、噛むほどに広がる素材本来の甘み……。

どのネタも、まずはシンプルに塩で。素材の良さがダイレクトに伝わるサクサクの衣は決して重くなく、職人の確かな技術を感じさせてくれます。

レンコンの天ぷら

悶絶必至!〆の「ミニかき揚げ丼」の魔法

そして「天富士」を語る上で絶対に外せないのが、〆の「かき揚げ」です。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、私のおすすめは、ご飯に乗せてもらう「ミニ天丼」スタイル。

ここの丼タレは、湯煎して温められたものをくぐらせるため、衣が水っぽくならず、サクサク感を保ったままタレが染み込むんです。嫌味な甘さを抑えた、旨味の強いタレがまた絶品。ボリュームたっぷりの香の物とみそ汁と一緒にいただけば、もう至福のフィニッシュです。

かき揚げをご飯に乗せて

驚異のコスパ、わざわざ足を運ぶ価値がある

ビールや白ワインを片手に、お任せでゆっくり楽しんでも、一人5,000円以内(!)で収まってしまうという驚異のコストパフォーマンス。

赤羽駅から徒歩8分。少し歩くだけで、一流の味が手の届く価格で待っています。喧騒を離れ、静かに本物を味わいたい夜に、ぜひ訪れてみてください。

ごちそうさまでした

年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(64)店舗情報

■店名:天富士
■住所:東京都北区志茂2-40-10 小野田コーポ 1F
■営業時間:火・水・木・金・土・日11:30 – 14:00 17:00 – 20:00、月定休日
■URL:https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13035181/

(不定期連載)

【プロフィル】Hatsumi Itou(ハツ)年間600軒飲み歩くグルメハンター/東京グルメサロン主宰

年間600軒飲み歩くグルメハンター、SNS総フォロワー23万人超。グルメコミュニティ「東京グルメサロン」主宰。〝本当に美味しい店〟だけを厳選紹介。人生のテーマ:「グルメは最高のコミュニケーション」

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