女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第32話が12日放送され、看護担当教師・バーンズ(エマ・ハワードさん)が、日本語が分からないふりをして、四の五の言う医師を黙らせた展開に、視聴者が快哉を叫びました。
「うるさい。下女風情が黙っておれ」
りんは足の肉腫を手術したばかりの園部弥一郎(野添義弘さん)に、直美は苔癬で1カ月入院している丸山忠蔵(若林時英さん)に付き添うことになりました。
ある日、りんは野花を生けた花瓶を手に笑顔で病室に入りますが、園部は相変わらずりんを無視します。傷口を触らないほうがいいというりんを「うるさい。下女風情が黙っておれ」と罵ったきり、口をきこうとしません。
「Be quiet!」
そこにバーンズがやってきて、病室のど真ん中にテーブルを置きました。薬や水、用具の準備に使うといいます。外科助教授の藤田邦夫(坂口涼太郎さん)は勝手な真似をしたら困ると言いましたが、バーンズは日本語がわからないふりをして、「Be quiet!(お黙りなさい!)」といって、藤田を黙らせました。
そんな中、外科教授・今井益男(古川雄大さん)を中心に、藤田、教授助手の黒川勝治(平埜生成さん)らが並ぶ総回診が始まりました。今井たちがぞろぞろと病室に入ってくると、園部の態度が豹変。術後の調子を尋ねられた園部は「おかげさまで何ともありません」と答えました。
「看病婦が教授に指示するつもりか」
りんは、園部が患部を手でこするのが気になっていて、回診が終わった後も今井を追いかけて園部をよく診てほしいと頼みました。
藤田は「看病婦が教授に指示するつもりか」と激怒しますが、黒川が「問題があれば、主治医の今井教授が指示を出す」と教えました。
「かゆくて眠れないんだよ」という丸山
丸山は自分は学用患者だから医者からバカにされていると不満を口にしました。学用患者とは、無料で治療・入院を認められる代わりに医学の研究や学生の教育のために協力する患者のことを言います。丸山は「かゆくて眠れないんだよ」とぼやき、背中を水で拭いて薬を塗る直美の行為を無駄だと言いました。
落ち込んだりんは中庭で草むしりをしていた用務員の柴田万作(飯尾和樹さん)に愚痴をぶつけてしまいますが、柴田は「少し先にちょうど腰掛けになる木がある。泣くにはちょうどいい」と教えて、草むしりを続けました。
りんを窘めるバーンズ
りんがその木に座っていると、バーンズがやってきて横に座りました。りんは園部から言われたことを伝えながらどうすべきかと相談。バーンズは「りんは、いい患者に出会いましたね」とし、「弱音を吐かず、むしろ学びがいがある患者だと思うべきです」と言って去っていきました。
その日、夕食の片づけをしながら、りんと直美はお互いの状況を説明。2人は自分に何ができるか悩みました。
筆が進まないシマケン
その頃、作家志望の「シマケン」島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)は机に向かって原稿を書いていましたが、なかなか筆が進みませんでした。
そこに友人の槇村太一(林裕太さん)がやってきてアドバイスをします。槇村は同じ作家志望で、同人誌に短編が掲載され、シマケンは少し苛立っていました。
傷口を手で押さえて苦しみ出す園部
一方、直美は藤田に薬を塗る回数を増やしてみてはと相談します。
りんも笑顔を作って病室へ入っていき、大きな声であいさつしましたが、園部は相変わらず無視します。そして、園部が傷口を手で押さえて苦しみ出したところで、この日の放送は終了しました。
SNSの反応まとめ(コメント分析)
『風、薫る』第32話の放送に対し、X上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部で、放送後、Xに寄せられた投稿の中から30件のコメントを独自に分析したところ、視聴者の反応は以下の通りに分類されました。
SNS上の反応
- バーンズ先生への称賛 (50%)
- 医師に対する疑問・不満 (30%)
- 知らなかった事象への驚き (20%)
【分析データ】
調査対象: X上の『風、薫る』第32話に関連するコメント
分析期間: 5月12日8時15分~10時00分
サンプル数: 30件
分析手法: テキストマイニング
【分析結果】
バーンズ先生への称賛(50%)
医師に対する疑問・不満(30%)
知らなかった事象への驚き(20%)
「この頃から、白い巨塔があったんすね」の声も
■ バーンズ先生の機転に称賛とユーモア SNS上のコメントを見ると、バーンズ先生に対する反応が多く、「バーンズ先生、1枚うわてです!」「バーンズ先生強かすぎ。しっかり看護婦なんだよなぁ」と、日本語が分からないふりをして藤田を黙らせた機転を称賛する声が多数集まりました。また、「そんな時のBe quiet!…勉強になります!と 直ぐにかみさんに使われました」とユーモアを交えたコメントも見られます。
■ 医師の権威主義に対する疑問と不満 一方、総回診のシーンに対して、「『白い巨塔』感」「この頃から、白い巨塔があったんすね」と医師の権威主義に対する指摘が続出。「たとえ看護婦見習いだとしても 患者さんの異変を伝えているのだから 医師にはちゃんと話を聞いて欲しいですよね」「患者さんによって態度を変えるのは良くないですし」と、患者や現場の意見を軽視する姿勢に不満が寄せられています。
■ 学用患者への驚きと懸念 また、「学用患者」の制度について「初めて知りました!」と驚く声が多く、「悪く言えば、学生のための実験台、又は薬や治療の実験」「ただより怖いものはないって言いますしね」と、無料治療の代償を懸念する議論も交わされており、ドラマの奥深さに引き込まれる視聴者の姿がうかがえます。
ライターコメント
バーンズ先生の放った「Be quiet!」には、思わずテレビの前で快哉を叫びそうになりました(笑)。当時の医療現場の「白い巨塔」感にはヤキモキさせられますが、だからこそ、りんや直美が患者さんに真摯に向き合おうとする姿には心打たれます。一方で何より心配なのが、ラストで突然苦しみ出した園部さんの容態です。りんの鋭い観察眼が彼を救うきっかけになるのか。明日の放送をハラハラしながら待ちたいと思います!






