NHK連続テレビ小説「風、薫る」の第1週完成披露試写会に出席した左から見上愛さん、上坂樹里さん

NHK朝ドラ『風、薫る』【第43話】「うちの人の看護でもしてほしいもんだわ!」フユ(猫背椿)の悲痛な叫びにりんと直美が取ったある行動に視聴者感動

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エンタメ

女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第43話が27日放送され、看病婦・永田フユ(猫背椿さん)が抱える過酷な現実が明らかになり、この日、Xでは「フユさん」がトレンド入りしました。

離縁された過去を明かす喜代

婦人科の待合所で、泉喜代(菊池亜希子さん)は診察を受ける患者から子供を預かって世話をしました。看病婦の三浦ツヤ(東野絢香さん)は仕事が増えると文句を言いますが、喜代は「子供の相手って、思ったよりも大変ですよね」と嬉しそうで、子供が産まれず離縁された過去を明かしました。

喜代は出産経験がないため、子供の扱いに慣れていませんでした。離縁後、実家に戻っても兄が家を継いだため居場所がなく、そのために養成所に入ったといいます。当初は赤ん坊を見るだけでもつらかったと吐露しましたが、少しずつ嬉しくなってきたと笑う喜代に、ツヤは何も言い返せませんでした。

娘のような二人に感謝する小野田

工藤トメ(原嶋凛さん)と東雲ゆき(中井友望さん)は小野田里久(宮地雅子さん)の看護を担当。小野田は夫を亡くし、娘も広島に嫁いでいて見舞いに来る家族がいませんでした。小野田は、娘のように優しくしてくれる二人に心から感謝しました。

病院側は、りんが元家老の娘だと知って以来、りんに上等病室の患者ばかりを担当させるようになっていました。裕福な見舞い客の相手もさせられ、大忙しのりんには手術介助の勉強をする暇がありません。千佳子の手術後、世間に看護婦の存在が知られ始めていました。

フユに改めて手術介助を教えて欲しいと頼むりん

そんななか、手術介助を学びたいりんは改めてフユに、看病婦としての経験を教えてほしいと頼みました。フユは、息子を10歳になる前に奉公に出したこと、お金がないなかで夫が足を悪くし、ほかに仕事がないため仕方なく10年間も病院で働いていることを明かしました。

そして「私はあんたたちと違って、この仕事がやりたくてやってるんじゃないの!」と声を荒らげ、「他人の看病するくらいなら、家で亭主看てたいわよ。そんなにトレインドナース?とやらが素晴らしいなら、うちの人の看護でもしてほしいもんだわ!」とぶちまけました。それを聞いた直美とりんは、自分たちが看護すると申し出ました。

フユの夫・康介を訪ねるりんと直美

休日、りんと直美はフユの夫・康介(シソンヌじろうさん)を訪ねます。康介は本が好きで、妻に看病婦をさせていることに罪悪感を抱いていました。二人は掃除をしようとしますが、台所は手術室のように物が整理整頓されていて無駄がなく、「フユさんらしい」と感心します。りんは、普段は手が回らないこととして洗髪や布団干しなど、自分たちにできる看護をしました。

翌朝、詰所で顔を合わせますが、フユは相変わらず素っ気なく、「そっちが言い出したことだから礼は言わないよ」と突き放しました。直美が「また伺います」と言うと、フユは「勝手にどうぞ」と返しました。

SNSの反応

『風、薫る』の第43話の放送に対し、SNS上では視聴者から多くの反響が寄せられています。

「フユさん、凄いよ…偉いよ…」と寄り添う声も

■感動・共感の声多数:ゆきとトメの温かい看護を受けた小野田のシーンには、「こんな可愛くて優しいお母様 ご家族を連れてきてあげたくなりました」「真心からのお世話をすることで、ゆきとトメも患者さんの心の支えになっていってたんですね」と感動の声が続出。また、看病婦のフユが抱える過酷な現実には「トレインドナースの輝かしい光の陰で気持ちの余裕もないのでしょうね」「フユさん、凄いよ…偉いよ…仕事もきっちりこなして帰宅してから出来る事はすべてやってた」とフユに深く寄り添うコメントが目立ちました。

■りんと直美の康介訪問に対する考察の声:りんと直美の訪問看護の場面では、「2人はよく、洗髪とお布団と気づきましたよね!トレインドしてきたことが役立つ!」と実践力を称賛。「訪問看護の初期ですかね」と歴史的背景に触れる声や、「じろうさん 自然で いい感じだった」「ご主人が橋渡しで、フユさんの気持ちも変わるかも!」と今後の展開に期待を寄せる声で溢れています。

ライターコメント

「やりたくてやってるんじゃない」というフユさんの悲痛な叫びに、胸が締め付けられる第43話でした。喜代さんの切ない過去も含め、当時の女性たちが生きていく過酷さや、華やかな「トレインドナース」の影で泥臭く働く看病婦たちの複雑な心情が痛いほど伝わってきました。それでも、フユさんの言葉を真摯に受け止め、自分たちにできる訪問看護を実践したりんと直美の行動力には希望を感じました。フユさんの心を溶かす日は来るのか、康介さんの存在がどう影響していくのか。明日の放送も楽しみに待ちたいと思います。

『風、薫る』過去記事

NHK朝ドラ『風、薫る』【第42話】「お金をくれたら教える」冷酷な条件を突きつけたフユ(猫背椿)の背後にある真実

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