松屋も値上げ…牛丼〝デフレ神話〟はもはや完全崩壊!?

By - emogram編集部
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松屋フーズは18日、運営する牛丼チェーン「松屋」の9メニューを4月22日から値上げすると発表しました。

牛めしの並盛は、現行の税込み430円が460円と30円の値上げになるほか、「牛焼肉定食」は840円が890円と50円の引き上げとなります。

原材料価格の高騰や光熱費、人件費、配送費、包材費などの上昇の影響を受け、コスト上昇分を価格に転嫁する必要があると判断したということです。

深夜料金は7%加算

また、松屋の一部店舗では、4月22日から22時から翌5時までに注文した各商品の金額に、深夜料金として7%前後を加算することも合わせて発表しました。

大手3社そろい踏み

牛丼チェーンでは、既に値上げの動きが相次いでいます。

すき家は3月12日に牛丼メニュー各種を3月18日から20円~50円値上げすると発表。並盛は450円から480円と6.6%、大盛は650円から680円と4.6%も引き上がりました。

これに続き、吉野家も4月7日、コメや牛肉価格などの原材料価格高騰に伴い、牛丼各種商品を4月10日から値上げすると発表しました。各種丼商品の「並盛」と「アタマの大盛」「大盛」は40円、「特盛」と「超特盛」は60円、「定食」は70円それぞれ値上がりしました。

最後まで値上げを踏みとどまっていた松屋がついに値上げを実施したことで、大手牛丼チェーン3社すべての価格が引き上げられたことになります。

かつては値下げ競争が頻繁に繰り返され「デフレの申し子」とも言われた牛丼は、いまやワンコインの範囲に収まらなくなるケースも多く、かつてよく利用した人は、その値段に面食らいそうです。

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