人気者のレッサーパンダ「かのこ」=鯖江市西山動物園公式サイトより

熱烈アプローチのライトと、塩対応のかのこ!?西山動物園の飼育員が語るレッサーパンダ大人気ペアの「絶妙な距離感」

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

かわいい姿で私たちを癒やしてくれるレッサーパンダ。福井県鯖江市にある「西山動物園」は、日本有数のレッサーパンダ繁殖実績を誇る動物園として知られています。今回は、同園でレッサーパンダの飼育を担当する中嶋公志さんに、来園者から絶大な人気を集めるメスの「かのこ」とオスの「ライト」のペアについて、〝面白すぎる恋の駆け引き〟などについてたっぷり伺いました。

色白美女の「かのこ」、実はサバサバ系女子?

まずは、西山動物園のアイドル的存在であるメスの「かのこ」について。とても可愛らしいお顔立ちですが、飼育員の中嶋さんから見た一番のチャームポイントはどこなのでしょうか。

中嶋さん:「まず、小顔でスレンダーな体型をしていますね。女の子らしいおっとりとした雰囲気があります。お顔の白い毛の面積が広くて、全体的に色白。優しくて整った顔立ちをしています。ただ、性格は結構サバサバしているという印象です(笑)。そこがチャームポイントかなと思いますね」

おっとりとした色白美女なのに、中身はクールでサバサバ。このギャップが、かのこちゃんの大きな魅力のようです。

ライトは「かのこにだけ」特別に優しい!?

そんなかのこちゃんとペアを組んでいるのが、オスの「ライト」です。SNSなどでも2頭の様子が時折アップされていますが、ライトはとても優しい男の子に見えます。実際はどうなのでしょうか?

中嶋さん:「かのこちゃんといるときは優しいですね。でも、それ以外は…私たち飼育員に対しても優しくないんです(笑)。特にかのこちゃんといるときだけ態度が変わるので、やっぱりかのこちゃんのことがすごく気に入っているんやろうなと思います」

なんと、ライトくんの優しさは「かのこちゃん限定」!飼育員にすら見せない特別な愛情をかのこちゃんに注いでいるなんて、まるで少女漫画のようです。

かのこ(右)をじっと見つめるライト=鯖江市西山動物園公式Xより

猛アタックと塩対応!ファンに人気の「絶妙な距離感」

ライトくんからの愛を一身に受けるかのこちゃんですが、恋の季節(繁殖期)には、2頭の性格の違いがさらに明確に表れるといいます。

中嶋さん:「恋のシーズンになると、ライト君は結構熱烈にアプローチをするんです。後ろをついて回ったり、匂いを嗅いだり。でも、かのこちゃんはフイッと逃げたり、ときには『近寄らないで!』という感じで追い払ったりするんですね。いわゆる『塩対応』です。 それでもライト君はめげずにアプローチし続けます。その姿と、かのこちゃんのクールにあしらう絶妙な距離感が、熱心なファンの方にはすごくウケています」

レッサーパンダは基本的に単独行動の動物ですが、西山動物園では恋の季節(12月終わり〜3月初旬頃)の日中のみ、ペアでの同居を行っています。かのことライトは一緒にいても良い雰囲気で仲良く過ごせるため、少し長めに同居させているそうです。

休園日の「かのことライト」=鯖江市西山動物園公式Xより

双子の親でもある2頭。今年の恋の行方は?

実はこのペア、2022年には「カイト」と「かえで」という双子の赤ちゃんをもうけており、相性はお墨付きです。今年の冬もペアリングを進めていたとのことですが、嬉しいニュースは聞けるのでしょうか?

中嶋さん:「相性的にはすごく良いペアです。赤ちゃんができているかについては、これからだと思っています。飼育員としても期待しているところなので、6月、7月は注意して見守っていきたいと思っています」

熱烈なライトくんと、クールなかのこちゃん。2頭の絶妙な掛け合いから、かわいい新しい命が誕生するかもしれませんね。西山動物園のレッサーパンダたちから、今後も目が離せません!

ライターコメント

ライトくんが「かのこちゃんにだけ優しい」というエピソード、ぜひ現地でじっくり観察してみたいものです。そして、そんな猛アタックを「塩対応」でかわすサバサバ系のかのこちゃん…。この2頭のパワーバランス、本当に面白いですね。一昨年に双子を誕生させている相性バッチリのペアなので、6、7月の観察で何か嬉しい兆しが見えることをファンの一人として心から祈っています。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

ゆんちの最新記事

市川市動植物園の公式X「アルパカクイズ」が激ムズすぎると話題に!逆光に浮かぶ2頭のシルエット、あなたは分かる?

鯖江市西山動物園のミンファ「最後まで自分らしく」19歳で旅立ったレッサーパンダの死因と最期の様子 担当飼育員が語るこれからの誓い

PAGE
TOP