にじさんじ所属のVチューバー、周央サンゴ(すおうさんご)さん(公式年齢12歳)が、自身の誕生日とされる3月6日、Xの公式アカウントに投稿した内容がSNSで話題を呼んでいます。
周央サンゴさんは投稿で「今年の萌え声ラップは、『こんな曲だった』」とした上で「【歌ってみた】今夜はブギーバック / cover 【周央サンゴ】」 のユーチューブ動画を公開しました。
https://youtu.be/h2MzF0HX1Nc?feature=shared
周央サンゴは、ファンからは、「ンゴさん」の愛称で親しまれ、ユーチューブでは58.4万人、Xでは、45万人フォロワーを抱えている人気のVチューバーです。これまでも、「志摩スペイン村バーチャルアンバサダー」に任命されたり、近畿日本鉄道でもコラボ企画が行われてきました。
今回、周央サンゴさんがカバーした楽曲「今夜はブギーバック」は、1994年に、小沢健二 featuring スチャダラパーのシングルとして発売されて以来、これまでも、加藤ミリヤ feat. 清水翔太&SHUNでのカバー制作、宇多田ヒカルさん(42)や相対性理論のライブ披露に加え、近年ではtofubeatsの「水星と今夜はブギーバック」がサントリーチューハイの「ほろよい」のCMで話題になるなど、数多くのミュージシャンがそれぞれの時代に沿った解釈でアレンジし続けてきました。
2016年には、セレクトショップ「BEAMS」(ビームス)の創業40周年記念として、東京の40年間を「ファッション」「音楽」の2つの視点から振り返ったミュージックビデオでも、メドレー形式でこの曲が使用され、話題を呼びました。
今回の周防サンゴさんのアレンジでは、可愛らしい〝萌声〟がふんだんに使われたラップ披露もありつつ、MVでは、ピンク髪で可愛らしい服装に身を包んだ周防サンゴさんが、ひとりでファミレスでコーヒーを飲んだり、ひとりで歩いたりしているシーンが使われています。
X上では、公開後すぐから反響を呼び、
「これは、、良い、、、、ら、、、、、、チルなかわいいラップ好きな全人類に届け」
「心のベスト10 第一位はこんな曲だった」
「ンゴちゃんの今夜はブギーバック、MV含めてほんとによくなくなくなくなくなくない?」
「萌え声ラップとは」
などの声があがりました。
一方でこんな考察をする人も。
「ダンスフロアを歌ってる原曲を上手いこと平成シティポップ的世界観に落とし込みつつ、うまいことキャクターに合わせたミッドナイトなファミレスを背景にした所がすごいなと思う」
それぞれが抱いていた、若者らしさへのイメージやステレオタイプと、実際に自分がそれぐらいの年代になったときのギャップを感じながらも、その時代折々の自分らしさを受け入れながら、日々生きていくことは、それぞれの時代の、若者が大人になっていく姿に通ずるところかもしれませんね。
ンゴさんの「今夜はブギーバック」、ぜひ聴いてみてください。