女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第62話が23日放送され、りんが給金袋の額の少なさを詫びたことに対し、「緒戦は当方優勢なり。最後に勝ち戦にすればよい」と励ました母・美津(水野美紀さん)の言葉に多くの称賛が集まりました。
ツヤに講義を受けさせてあげたいと同期に相談するりん
ある日、病院の教場で、りんたちが授業を行う様子を三浦ツヤ(東野絢香さん)がのぞいていました。その存在に気づいたりんに、ツヤは「私に看護婦の勉強をさせてください」と願い出ます。看病婦として働くうちに看護への思いが芽生えたと打ち明け、自分も看護婦になりたいと決意を明かしました。りんはその思いを受け止め、前向きに応じました。
りんはツヤに講義を受けさせてあげたいと同期に相談。工藤トメ(原嶋凛さん)は試験を受けずに入るわけにはいかないのではないかと懸念しますが、玉田多江(生田絵梨花さん)は、実技はすでにできているため、交渉の余地はあるとし、看護婦になりたいなら応援したいと賛同しました。
多田に直談判するりんたち
りんたちは院長の多田重太郎(筒井道隆さん)に直談判。多田は経験と技術のある看病婦に道を作るべきだという話に理解を示し、りんはツヤの受講を認めてほしいと願い出ると、多田は知識の差は決して小さくないとしつつも、特別に受講を認めました。
りんはツヤに、特別に29歳までなら大丈夫になったこと、仕事が終わった後や空き時間を使って講義を受けること、受講料は半額になることを伝えます。ツヤは家中から集めれば用意できる金額だと喜び、りんは自分も力になると応援しました。
邪魔にならないよう精進すると頭を下げたツヤ
帝都医大病院の教場で、りんが換気についての講義を行っているところへ、遅れてツヤが入ってきました。りんはツヤについて、これから一緒に講義に参加することになったと生徒たちに紹介。ツヤは、邪魔にならないよう精進すると頭を下げました。
夜、一ノ瀬家では、りんと直美が看護科の生徒たちについて語り合います。生きるために看護婦を目指した自分たちとは違い、生徒たちは看護婦になることを「夢」だと口にしました。
バーンズのために頑張る決意を固めたりんと直美
優秀な生徒たちを自分たちが教えられるのかと不安を抱く2人でしたが、恩師であるバーンズ(エマ・ハワードさん)の夢を実現するためにも頑張らなければならないと気持ちを新たにします。
そんななか、りん、直美、多江、トメは初めての給金を受け取りました。封筒に入っていたのは10円。期待していたより少ない額に驚き、直美は「30円って言ってたよね…」と不満を漏らしますが、トメは日本の女性が10円も稼げる仕事は珍しいと前向きに受け止めます。多江は出世して、看護婦の待遇を改善させると意気込みました。
その晩、一ノ瀬家では初給料を祝う食卓が用意されました。りんは給金袋を美津に渡し、額の少なさを詫びましたが、美津は「胸を張りなさい。この戦、緒戦は当方優勢なり!最後に勝ち戦にすればよいのです」と励ましました。
「順風満帆の時こそ気をつけるんだよ」
その頃、「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)は部屋にこもり、ついに小説を書き上げました。後日、それを見せようと団子屋へ向かいますが、りんは来ませんでした。
シマケンと入れ替わるタイミングでやってきたりんは、占い師の真風(研ナオコさん)から「順風満帆の時こそ気をつけるんだよ」と声をかけられます。意味が分からないりんに、真風は「間違いが正しくて、正しいが間違いのことがある」と意味深な言葉を残して姿を消しました。首をかしげるりんが団子屋に腰を下ろす一方、店の近くを歩いていた直美は地蔵に花を供える軍服姿の小川五郎(甲斐翔真さん)を見かけました。
SNSの反応
『風、薫る』の第62話の放送に対し、SNSでは視聴者から様々な反応が寄せられています。
■「家政婦以下!?」衝撃の初任給10円と待遇改善へのエール:看護婦になる前に聞いていた「30円」という条件を下回るまさかの「初給料10円」に驚きの声が殺到しています。「講師も兼ねているのに、家政婦のトキさん(20円)より安いなんて」「なぜ事前に確認しなかったの?」といった指摘が相次ぐ一方、現状に甘んじることなく自ら待遇改善へ向けて立ち上がる多江の姿に、力強い応援や期待のコメントが集まっています。
■「最後に勝ち戦にすればよい」母・美津の前向きな名言に感動:期待外れの給料という落胆する状況下でも、娘の収入に依存することなく「緒戦は当方優勢なり。最後に勝ち戦にすればよい」と励ました母・美津の言葉に称賛が集まりました。娘を信じて前向きに背中を押す、力強く温かい親心の描写に「深く感動した」「素敵な母親」と高く評価する声が溢れています。
■「順風満帆な時こそ注意」占い師・真風の予言に波乱の予感:占い師・真風による「順風満帆な時こそ気をつけるように」という意味深な忠告に対し、今後の展開を案じる声が上がっています。明日の放送への期待と不安が入り交じる中、朝ドラにおけるこのような占い・ファンタジー要素の導入については、視聴者の間でも賛否両論の意見が交わされているようです。
ライターコメント
初任給「10円」という厳しい現実に直面しながらも、ひたむきに生きるりんたち。そんな落胆する娘を「最後に勝ち戦にすればよい」と、力強くも温かい言葉で包み込む母・美津の姿には、思わず涙が溢れました。当時の女性が自立して働くことの難しさと、それを信じて背中を押す親の深い愛情が見事に描かれた素晴らしい回でしたね。占い師・真風の不吉な予言や五郎の姿など、今後の波乱を予感させる展開も気になりますが、りんたちならきっと最後には「勝ち戦」にしてくれると信じて応援し続けたいと思います!
『風、薫る』過去記事
【第61話】NHK朝ドラ『風、薫る』生意気なエリート生徒を流暢な英語と毅然とした態度で黙らせた直美(上坂樹里)の反撃にSNS喝采






