いつもオランウータンのぬいぐるみを連れて歩いていたパンチくん=YouTube「市川市公式チャンネル」より

なぜ市川市動植物園のパンチくんは女性の心を掴むのか データで判明した圧倒的「女性支持」

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

SNSで話題を集め、一目その姿を見ようと全国からファンが訪れている千葉県にある市川市動植物園のパンチくん。老若男女問わず広く愛されている…と思いきや、実はそのファン層には少しだけ「偏り」があることがわかりました。なぜパンチくんは、これほどまでに特定の層の心を強烈に惹きつけるのでしょうか。日々の情報発信を担う「中の人」こと安永崇課長への取材と、SNSのデータ分析から、パンチくんが愛される理由の真髄に迫ります。

安永課長の個人SNSで判明!

パンチくんの人気が高まるにつれ、パンチくん関連の情報発信も行うようになった安永課長自身の個人のInstagram(yasunaga_ichikawa)にも大きな変化が起きています。パンチくんのブームが起こる前は約1,600人だったフォロワーの数は、一気に10倍の約1万6,000人へと増えたのです。

安永課長自身の個人のInstagram(yasunaga_ichikawa)

増加したフォロワーの大半は、もちろんパンチくんのファンたち。安永課長がそのインサイト(分析データ)を確認したところ、驚きの事実が判明しました。

安永課長:「私の投稿を見てくれている方の男女比を見ると、圧倒的に女性が多いんです。9割以上は女性ですね。年代としては、子育てが一段落したくらいの中高年層の女性が中心。さらに日本国内にとどまらず、台湾、香港、アメリカ、タイなど、海外の方からご支持いただいています」

なんと、熱心に情報を追いかけているファンの大半が女性であることが、データとしてくっきりと表れていたのです。

生まれた直後、飼育員に保護されて人工哺育で育ったパンチくん=YouTube「市川市公式チャンネル」より

「守ってあげなきゃ」母性本能を刺激するパンチくんの物語

では、なぜパンチくんはここまで女性たちの心を鷲掴みにするのでしょうか。安永課長は、男女の「反応の違い」にそのヒントがあると分析します。

安永課長:「男性の場合は、パンチを見て『あ、かわいいな』で終わることが多いように感じます。女性の心理について私に語る資格はありませんが(笑)、女性の場合は、『パンチを守らなきゃ』『見守っていたい』という、より深く継続的な応援感情にシフトする傾向があるように感じています。人工哺育という背景や、群れの中で健気に生きる様子が、母性本能に訴えかけるのでしょうか…」

生まれた直後、飼育員に保護されて人工哺育で育ったパンチくん=YouTube「市川市公式チャンネル」より

生まれてすぐに人工哺育で育ち、オランママことオランウータンのぬいぐるみにしがみついてサル山へデビューしたパンチくん。小さな体で群れのサルたちとじゃれ合いながらも、ことあるごとにオランママの元へ戻ってしがみついていた姿を覚えている人も多いのではないでしょうか。

そのひたむきな姿や成長過程が、多くの女性たちに「我が子のように見守りたい」という深い愛情を抱かせているのかもしれません。

オランウータンのぬいぐるみとパンチくん=YouTube「市川市公式チャンネル」より

まるで我が子を見守るように。世界中から寄せられるピュアな応援

コメント欄やSNSの投稿を見ても、「パンチくん頑張れ!」「今日も元気にご飯を食べてえらいね」と、まるで自分の子供の成長を喜ぶかのような温かい言葉で溢れています。

パンチくんの存在は、ただの「かわいい」という枠を優に超え、世界中の女性たちに「見守る喜び」や日々の活力を与える存在となっています。

これからも、愛情深い「お母さんたち」の温かい目線に包まれながら、パンチくんが立派な群れの一員へと成長していく姿を見守っていきたいですね。

いつもオランウータンのぬいぐるみを連れて歩いていたパンチくん=YouTube「市川市公式チャンネル」より

ライターコメント

データではっきりと「女性支持」が表れているというお話、非常に興味深かったです。確かに、一生懸命なパンチくんを見ていると胸が締め付けられ、無意識に手を握りしめて応援してしまう自分がいます。国境を越えて、世界中の「パンチくんのお母さん」たちからピュアな愛情を注がれるパンチくん。これからの成長もますます楽しみです。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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