「シマケン」こと島田健次郎役を演じるAぇ! groupの佐野晶哉さん

NHK朝ドラ『風、薫る』(89)「グズグズしてると奪われる!」直美(上坂樹里)の一喝に視聴者も共感

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エンタメ

女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第89話が30日放送され、りんに恋する「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! groupの佐野晶哉さん)が、新潟にいる新聞記者・横沢公輔(井上祐貴さん)のプロポーズを知り、激しく動揺するシーンに対する反響が殺到。Xではこの日、「シマケン」がトレンド入りしました。

「はぁ?何それ?」と声を上げる直美

この日の放送で、りんからの手紙を読んだ直美は思わず「はぁ?何それ?」と声を上げます。驚くりんの母・美津(水野美紀さん)に、新聞記者の取材を受けたとごまかし、ちょうど訪ねてきたシマケンに声を掛けました。

直美から、りんへ手紙を書いているのかと尋ねられたシマケンは、「先日も書いたばかりで」と胸を張り、「手紙の方がまだ話すより言いたいことが言える」と説明。どんな内容かと尋ねられると、「新潟の言葉について。いとしげという言葉をよく使うそうで、かわいいといった意味、美しいといった意味があるんです。『いとし』という古語がそのまま今も使われるようになったと…」と熱弁を始めました。

「グズグズしていると、横からサーっと持ってかれちゃうよ!」

聞いていられない直美は「ああもういい、わかりました」と話を遮り、「グズグズしていると、横からサーっと持ってかれちゃうよ!」と一喝。意味が分からないシマケンに、「私の手紙には、いけ好かない新聞記者と親しくなって、結婚を申し込まれたとか」と言うと、シマケンは「えぇ!」と絶句しました。直美が「まあ、すぐにりんは断ったみたいだけど」と付け加えても、その衝撃は隠せず、放心した表情を浮かべていました。

この日、シマケンはりんの娘・環(英茉さん)のために本を買ってきていましたが、その様子を見た直美は「よかったね。シマケンおじさん、いいもの買ってきてくださって。本当にただの親切なおじさんになっちゃうかもね」とダメ押し。いつもの「直美節」でシマケンを鼓舞したつもりでしたが、シマケンは「ただの親切なおじさん」とつぶやき、この世の終わりのような顔をしました。

「やっぱり、りんさんがいてくれたら…」とつぶやくしのぶ

この日の放送では直美が、派出看護がうまくいかないのは、自分の生まれのせいかもしれないと悩む姿も描かれました。この仕事を手伝う柳田しのぶ(木越明さん)に苦しい胸の内を明かし、それに対し、しのぶが「やっぱり、りんさんがいてくれたら…。りんさんなら家柄もだけど、何ていうか患者さんと近くて…その…」とつぶやくと、直美は「心に触れる看護ができる」と言葉を継ぎました。しのぶは、りんに会いに行くよう背中を押すが、かつて自ら「看護婦、辞めな」と告げた手前、直美は決心がつきません。

そんななか、恵風看護婦会のチラシを配っていた直美の前に軍人・小川吾郎(甲斐翔真さん)が現れ、「ぜひ看護してほしいですが、生憎私は頑丈にできていて」と冗談を言い、直美を笑わせました。

「やはり援軍ですか…」という直美

その後、団子屋で直美は「見通しが甘かったです。作戦を練り直すべきなのか…」と弱音をこぼします。すると吾郎は、軍事用語を口にする直美に「男前ですね」と笑顔を見せ、「ご婦人の口から『作戦を練り直す』という言葉を聞いたことがなかったもので」と言いました。直美は「そこですか?」と苦笑しながらも、「小川さんと話していると、なんだか肩の力が抜けます」と本音を打ち明けました。

吾郎が「抜けてしまっていいんですか?」と返すと、直美は「ダメですね。どうすればいいと思いますか?」と問いかけます。吾郎は「自分なら、どうしたらいいかを考える援軍を呼びます」と助言。直美は「やはり援軍ですか…」とつぶやき、その言葉に背中を押されるように「ある決心」を固めた様子でした。

「一ノ瀬さんが変わらず看護できることも分かった」と安堵する黒川

一方、その頃、りんが働く高越女学校の女子寮で、生徒の岩瀬常(河村ここあさん)が体調を崩して倒れました。りんは一瞬動揺し、手も震えたが、深呼吸を整え気持ちを落ち着かせると、冷静に看護しました。

往診に来た帝都医大病院で外科教授助手を務めていた黒川勝治(平埜生成さん)は風邪と診断。「一ノ瀬さんが変わらず看護できることも分かった」と安堵します。そして、新潟では東京以上に看病婦を集めるのが難しいと打ち明け、「せっかく来てくれた人たちに少しでも看護の基本を教えたい」と、看護の基本を紙にまとめてほしいと頼みました。謝礼も支払うといいます。りんは依頼を引き受けました。

SNS「親切なおじさんのままで終わらないで」とシマケンにエール

『風、薫る』の第89話の放送に対し、SNSでは視聴者から様々な反響が寄せられています。

「直美、よく言った!」的確なツッコミに共感の嵐
シマケンに活を入れた直美のファインプレーに対し、「見事なアシスト!」「それくらい言わないとダメ」と賛同する声が続出。モタモタしていると他の人に奪われてしまうという危機感に、多くの視聴者がうなずいています。
「ただのおじさん」で終わるな!背中を押す熱いエール
奥手で控えめなシマケンに対し、「親切なおじさんのままで終わらないでほしい」「どうやって自分の想いを伝えるのか楽しみ」と、今後のアプローチに期待を寄せる温かい応援コメントが多数見受けられます。
ショックで絶句…不器用なシマケンにハラハラ
直球勝負のライバル出現に大打撃を受けた様子に、「鈍感すぎる」「本当にただのおじさんになってしまうのでは」と、もどかしい恋愛模様を心配しつつ見守る声も上がっています。

ライターコメント

シマケンの「手紙の方が言いたいことが言える」という不器用さ、いじらしくて応援したくなりますが、直美の言う通り「グズグズしていると」本当に奪われてしまいそうでハラハラします。「ただの親切なおじさん」と絶望するシマケンの表情には思わず笑ってしまいましたが、ここからの巻き返しに期待したいところです。一方、吾郎さんに「男前ですね」と言われてペースを乱される直美の姿も新鮮でした。りんがトラウマを乗り越えて冷静に看護できたシーンには胸が熱くなり、それぞれの登場人物が一歩前へ踏み出そうとする姿が印象的な第89話でした。

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