NHK連続テレビ小説「風、薫る」の第1週完成披露試写会に出席した左から見上愛さん、上坂樹里さん

NHK朝ドラ『風、薫る』(93)直美が村を動かす 感動展開

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エンタメ

女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第93話が5日放送され、りんの元に颯爽と駆けつけた直美が赤痢の流行食い止めに向けりんとともに懸命に奔走する姿に多くの視聴者が胸を打たれました。

「信じてますから」とりんに伝言で伝えるシマケン

ドラマは現在、第19週「黎明の翼」(第91~95話)が放送されており、赤痢が猛威をふるう村で、医師・黒川勝治(平埜生成さん)とりんらが患者と向き合う中、第92話(4日放送)のラストで、東京へ戻ったはずの直美が現場へ駆けつけました。

「駅で、近くで赤痢が出たって聞いて…。りんになら、きっとと思って。環ちゃん、シマケンさんに預けて」。直美は、「任せてください。信じてますから」という「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)の伝言をりんに伝え、さらに新聞社で記者の横沢公輔(井上祐貴さん)へ必要な物資を運ぶよう依頼していました。りんは、これで交代制にできると安堵しました。

横沢に「これが医療だ」と強調する黒川

避病院に到着した横沢は、「高越日報」の記者だと名乗り、黒川に取材を申し込みます。「ここは病院だ。帰りたまえ」と黒川は冷たく返しますが、横沢が「人々の伝染病への理解を深めるために、私を使ってみませんか?」と申し出ると、その真意をすぐに理解しました。

「(穴は)手洗い用の穴だ。伝染を抑えるには、毎日出る大量の排せつ物を制して、清潔を保つことが肝要。これが医療だ」と力強く語りました。横沢は「なるほど…」とうなずき、その言葉を受け止めました。

「院内での差別を決して認めません」と言い切る直美

直美は、東京から来たという赤痢患者の柳生藤次(中村倫也さん)に水を飲ませ、りんとともに廊下から患者のいる病室へ移そうとしますが、柳生はまたも「ほっといてくれ!」と拒否しました。それに対し、直美は「ほっとかない!」と言い切り、患者たちに、柳生が病気を持ち込んだのではないと強調。「院内での差別を私たちは決して認めません」と訴えました。

奮闘するりんと直美でしたが、これが正しいのかどうか分かりませんでした。このような大勢の伝染病患者を看護するのは初めての経験で、直美も、本心は怖がっていました。「私だけじゃなかったんだ…」というりんに、直美は「そりゃ怖いよ…」と笑いました。

人手が逼迫する現場

3日が経ち、自身が感染していないことが確認できた太助(板橋駿谷さん)が避病院に手伝いに駆け付けました。太助の息子も無事でしたが、患者が次々と運ばれてくる現状に、全員で動いてもお湯を沸かす暇もないほど現場は逼迫していました。

食事も作れない現状に直美は村に走り、家々に向かって声を上げました。「避病院で働く看護婦です! みなさんにお願いがあって来ました。今、患者さんが増えて手が足りていません。調理をする人がいないんです!調理道具も足りません」。家族に会えない患者のために食事を作ってほしい、助けてほしいと大声を出して頭を下げますが、反応はありませんでした。

直美は失意のまま避病院に戻りますが、その後、村の女性たちが加勢に駆け付けてくれました。

SNS「強力な助っ人登場に拍手喝采!」と直美に称賛の声

『風、薫る』の第93話の放送に対し、SNSでは視聴者から様々な反響が寄せられています。

SNSでの視聴者の反響

「朝から涙…」支援の輪の広がりに感動と称賛の声
最も多く寄せられたのが、困難な状況下で助け合う人々の姿への感動の声です。新聞記者の横沢や患者の家族・太助が穴掘りを手伝う姿に、「名前通りの頼れる助っ人!」「人々の温かさに愛を見た」と胸を打たれる視聴者が続出。また、颯爽と駆けつけた直美には「強力な助っ人登場に拍手喝采!」と称賛が送られ、少しずつ味方が増えていく展開に多くの人が涙しました。
「素手で作業なんて…」過酷な環境と感染を心配する声
一方で、当時の劣悪な医療環境を心配する声も少なくありません。「排泄物処理を素手で行っているのが怖い」「消毒液がない時代の煮沸消毒は大変そう」と、感染リスクを懸念する声が上がっています。また、過酷な労働環境で休む間もない医療従事者たちを思いやり、「村の男性陣ももっと動いて!」ともどかしさを感じるコメントも見受けられました。
「避病院って何?」歴史的背景への興味と学び
劇中に登場した「避病院」という聞き慣れない言葉に対し、「明治時代の伝染病専門病院なんだ」と歴史的な背景に興味を持つ視聴者も。サスペンダー姿で穴を掘る姿への驚きや、手洗いのための穴掘りが感染防止に繋がるという当時の公衆衛生の知識など、ドラマを通じて新たな学びを得ているという反応も寄せられています。

ライターコメント

未知の感染症という恐怖を前に、自らも怯えながら「ほっとかない!」と患者に寄り添い続ける直美と、彼女の必死の呼びかけに応えた村の女性たちの姿には、思わず胸が熱くなりましたね。現代のように医療設備が整っていない時代だからこそ、人と人とが手を取り合い、助け合うことの尊さがより一層深く心に沁み渡ります。少しずつ希望の光が見え始めた避病院ですが、依然として予断を許さない状況が続きます。りんと直美、そして黒川医師たちがこの難局をどう乗り越えていくのか、明日の放送もハンカチ必須で見守りたいと思います。

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