兵庫県の神戸どうぶつ王国で、今年6月9日に開園以来初めてとなるカピバラの赤ちゃんが誕生し、7月10日から親兄弟と一緒に過ごす「家族展示」として一般公開されていました。多くのファンが親子の仲睦まじい姿に癒やされていましたが、8月11日、同園から3頭の仔のうち1頭が息を引き取ったというお知らせが発表されました。
人工哺育を乗り越え、親元へ戻った頑張り屋さん
亡くなった仔は、出生時から少し体が弱く、体重がうまく増えなかったため、一時的に飼育スタッフによる人工哺育で育てられていました。
夜間も付きっきりでミルクを与えるなどの懸命なケアと、赤ちゃん自身の「生きる力」によって順調に回復。日中は母親の元へ戻り、兄弟たちと仲良く寄り添って暮らせるまでに成長していた矢先のことでした。
お腹の張りが著しく急変 スタッフの懸命な治療も…
同園の発表によると、このカピバラの仔は以前よりお腹にガスが溜まりやすい体質で、何度も処置を繰り返しながら慎重に経過観察を続けていたそうです。
しかし、8月11日の朝、いつもよりお腹の張りが著しかったため急遽治療を行いましたが、その甲斐なく息を引き取りました。
公式の発表では、「皆様の前で兄弟と過ごせた期間は短かったものの、多くの方に温かく見守っていただきました」と来園者への感謝が綴られ、「この仔が皆様と過ごした愛らしい時間が、これからも皆様の心の中に残り続けることを願っております」とも。
また、一緒に生まれた2頭については、現在も親元で元気に成長しているとのこと。今後も親子での公開は継続されるとのことです。
■神戸どうぶつ王国:公式サイト
ライターコメント
生まれてすぐに体が弱く、スタッフさんの夜を徹した手厚いケアを受けてようやく家族の元に戻れた仔だっただけに、今回の突然の別れは本当に胸が痛みます。しかし、短い間であっても、母親の愛情に包まれ、兄弟と一緒に過ごせた時間があってよかったと思います。懸命に命を繋ごうとしたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。残された兄弟たちがこれからも元気いっぱいに育つよう、お空から家族を見守っていてくださいね。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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