女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第104話が20日放送され、浜松の実家が借金まみれで厳しい状況にあるシマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)が愛しいりんを不幸に巻き込むまいと別れを告げ、一方のりんは、看護婦としての使命と自らの生き方を見つめ直す転機が訪れる展開に、多くの視聴者が涙を誘われました。
佳枝の派出看護に熱を入れるりん
りんは、帝都医大附属病院の内科教授・木村文平(前野朋哉さん)から依頼された、リウマチを患う男爵夫人・宮川佳枝(相田翔子さん)のために熱心に派出看護に取り組んでいました。
「そろそろ、自分のためも考えなさい」と助言する美津
そんな中、シマケンが小説を書くのをやめたことを知ったりんの母・美津(水野美紀さん)は、心根のいいシマケンなら何をやっても大丈夫だと太鼓判を押します。
シマケンと一緒にいたい気持ちを抱えながらも、恵風看護婦会や担当する患者の看護を手放すことに迷い、返事を保留していた娘の気持ちに気づいている美津は、りんに「そろそろ、自分のためも考えなさい」と助言します。
「僕たちは一緒に生きていくべきではないと思う」
シマケンの部屋を訪れたりんは、浜松に一緒に行きたいという気持ちがあるものの、恵風看護婦会を辞めるのは難しいと話します。同僚が妊娠で辞めたことに加え、佳枝のことも気になっていました。
それに対し、シマケンは、「僕たちは一緒に生きていくべきではないと思う」と言いました。絶句するりんに「りんさんには、りんさんのやるべきことがある」と伝え、りんは「私はシマケンさんと一緒に生きていきたいです」とすがりましたが、シマケンはりんの手を握りながら、いとおしげに見つめ、「りんさんの手は…大勢の人のために動くすてきな手だ」と言いました。シマケンは手を離すと、「りんさん、さよなら」と別れを告げました。
「それでいいんですか?」と訴える忠蔵
シマケンは、りんに何も言わずに東京を離れることにしました。事情を知る団子屋の店主・丸山忠蔵(若林時英さん)は「それでいいんですか?」と訴えますが、シマケンは、りんが知れば何か行動を起こしてしまうと考えていました。
直美はりんから事情を聞きだしました。直美は、どうして一緒に行くと言わなかったのかと追及すると、りんは仕事のためと言い訳。直美は「何言ってんの!?」と声を荒らげ、りんがいなくなれば、いなくなったなりのやり方を考えると述べました。直美は、シマケンが突然浜松へ行くと言い出したのには何か理由があるはずだと推測。シマケンに会いに行くよう、りんの背中を押しました。
もぬけの殻になったシマケンの部屋
りんはシマケンの家へ走りますが、団子屋の前でしゃがみ込む女性に気づきます。りんは店先で応急処置をした後、シマケンの部屋に駆け込みます。ですが、すでに部屋の中はガランとして、もう何もありませんでした。
りんは事務所に戻り、作り笑顔で直美に「もういい」と言いました。直美は「どうして?」と尋ねます。「分かったから、自分が。この手は患者さんに使いたいんだって…」。直美はりんの手を強くなでながら、「好き。私は、この手が好き」と言いました。りんは「強いよ…ありがとう」と寂しく笑いました。
SNS「これでフェードアウトするはずがない」と再会を願う声
『風、薫る』の第104話の放送に対し、SNSでは視聴者から様々な反響が寄せられています。
ライターコメント
お互いを深く思い合っているからこその、切なすぎる別れ。シマケンの不器用な優しさも、看護婦としての使命を選んだりんの覚悟も痛いほど伝わってきて、胸が締め付けられました。もぬけの殻になった部屋を見た後、強がって笑うりんの手をさすり、「私は、この手が好き」と伝えた直美の温かさには、思わず涙がこぼれた方も多いのではないでしょうか。いつかまた、二人が笑顔で再会できる日が来ることを信じて、今後の展開を見守りたいですね。
『風、薫る』過去記事
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