サル山の群れ入れを目指して奮闘するニホンザルの「パンチくん」で注目を集める、市川市動植物園(千葉県)。パンチくんが大きな話題になって以来、同園では、飼育担当者の視点から見たサル山やパンチくんの様子を公式Xで発信してきました。ここでは、そうした投稿のひとつを振り返ります。今回取り上げるのは、3月8日に投稿された報告です。少しずつ気候も暖かくなり、パンチくん人気も重なって、週末は一日5千人を超える人が同園を訪れるようになっていました。
「腫れや熱感は無い」 左腕を改めて診察
3月8日、市川市動植物園の公式Xには引き続きケガに関する報告が投稿されました。
公式Xでは、「3/8(日)のパンチ」として詳細を報告。「飼育員『ご心配の声もある左腕について、今日改めて獣医の診察を受けました。腫れや熱感は無いですが、今後も経過観察を続けます。今日もごはんをモリモリ食べ、元気いっぱいに過ごしていました』」と投稿されています。
心配の声が寄せられていたパンチくんの左腕について、今後も経過観察は続けるとしつつ、ごはんをモリモリ食べて元気に過ごしていたという様子もあわせて伝えられました。この投稿に、安心した人も多かったのではないでしょうか。

来園者5千人超え 現場は「偽アカウント」への注意喚起も
この時期の週末、市川市動植物園には多くの来園者が訪れるようになっており、3月8日も朝から駐車場がほぼ満車、入園ゲートには行列ができる賑わいでした。
公式Xでは、来園を検討している人に向けて、車ではなく最寄り駅からの来園を勧める案内や、入場規制の可能性についての告知が、この日も繰り返し発信されていました。
そうしたなか、気になる投稿もありました。公式Xでは、「気になるのは『偽アカウント』について」として、詐欺まがいの寄付集めなどに言及。「飼育員が個人アカウントで署名や寄付集めは絶対にしておりませんのでご注意ください」と呼びかけました。
パンチくん人気の高まりとともに、園には多くの問い合わせや反響が寄せられると同時に、悪質な「偽アカウント」なども登場していました。
ファンから寄せられた、あたたかい声
公式Xには、パンチくんの体調を気づかう声や、日々の報告への感謝の声が数多く寄せられていました。
「安心しました!獣医さんの再検査でも大きな問題がなさそうで本当によかったです」
「飼育員さんやスタッフの皆様もご対応大変だとは思いますが頑張ってください」
「パンちゃん今日もモリモリご飯食べて元気いっぱいなの最高すぎる…!左腕の心配もちゃんと診てもらって安心したよ」
「パンチくんの生命力を信じ、多くの見守る人々の思いが必ず届くことを願い、そっと見守ります。職員の皆様におかれましてもくれぐれもご自愛くださいませ」
多くの来園者で賑わう一方、細やかな報告を欠かさない飼育員への感謝や、パンチくんの回復を信じて見守る気持ちが、コメント欄には溢れていました。

■市川市動植物園公式X:3月8日の投稿
ライターコメント
心配された左腕に腫れや熱感がなく、ごはんもモリモリ食べているという報告に、ほっと胸をなでおろした人は多かったと思います。同じころ、園には多くの来園者が押し寄せ、現場は「偽アカウントにご注意を」と呼びかけなければならないほどの反響ぶりでした。パンチくんの一挙手一投足が、これほど多くの人の心を動かしていたのだと、あらためて感じさせられる一日でした。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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