銚子電鉄(本社・千葉県銚子市)が、運行路線(銚子ー外川間6.4キロ)の愛称を決めました。その名は「犬吠崖っぷちライン」です。
今年度から駅名看板や車内放送などに採用している「まさに崖っぷち」(同社)という苦しい経営状況を逆手にとって、景勝地の屏風ケ浦に代表される沿線の「崖っぷち」を絡めて名付けたということです。
銚子電鉄では、愛称決定を契機に、駅名看板で掲示したり、車内放送を流したり周知活動も展開しています。JR東日本も協力し、東京と銚子を結ぶ特急「しおさい」が終着駅の銚子駅に近づくと、「犬吠崖っぷちラインはお乗り換えです」とのアナウンスが流れます。
銚子電鉄では、誘客プロジェクトの一環として、関連イベントの積極的な展開を計画しているそうです。
SNS上の感情
銚子電鉄の運行路線の愛称が「犬吠崖っぷちライン」に決まったことを受け、SNS上では多くの投稿が行われました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情をポジティブとネガティブに分けて比率を割り出しました。
その分析結果は以下の通りです。
- ポジティブ(約7.5割)
- ネガティブ(約2.5割)
主なポジティブの意見(約7.5割)
「こういうのいいよね」
「自虐すぎて逆に応援したくなる!」
「ピンチをチャンスに変える発想がすごい」
主なネガティブの意見(約2.5割)
「ずっと自虐でもはやM電鉄」
まとめ
今回の分析では、経営状況の厳しさを自虐ネタにして前向きに取り組む銚子電鉄の姿勢を応援・評価する声が多く見られ、実際にポジティブな反応が約7.5割を占めました。一方、自虐ネタで目立つことに対して「何でも目立てば良いと考えるのは余りにも安易」などの批判的な意見もありました。
ライターコメント
「千葉の陸の孤島」と言われる銚子に本社を置く銚子電鉄が発売している名物「ぬれ煎餅」は、千葉県に住む筆者の妹の好物で、子どもの頃によく一緒に食べた思い出があります。銚子電鉄の経営は非常に厳しい状況にありますが、今回の取り組みをフックに何とか経営を立て直し、ぬれ煎餅の伝統も守ってもらいたいと思っています。