セブン‐イレブン・ジャパンは2日、主力商品の「おにぎり」や「寿司」など40品目を税込み75.6円~108円以上値引きして108円、162円、216円の均一価格で販売する「おにぎり・寿司スーパーセール」を6月11日~14日の4日間限定で実施すると発表しました。
一部おにぎりを108 円まで下げて売り出すのは2020年8月以来、約5年ぶりとなります。
同社はコメやノリの価格高騰で今年1月と4月におにぎりを値上げしていましたが、昨今のコメ価格の高騰が続く中、期間限定ながら値引きすることにより、顧客の囲い込みにつなげる狙いがあります。
セール概要
- 「税込み183.60円」までの商品が「108円」(75.6円引き)
- 「税込み184.68円~216円」までが「162円」(22.6円~54円引き)
- 「税込み217.08円~324円」までが「216円」(1.08円~108円引き)
SNS上の感情
セブンーイレブンのおにぎりなどの期間限定の値下げについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約0.5割)
- 「怒」(約2割)
- 「哀」(約4.5割)
- 「楽」(約3割)
主な「怒哀」の声(約6.5割)
「産地非公開」
「なりふり構わずな商品」
「ちっちゃくなってんじゃない」
「古古古古米おにぎりとか」
「また平成の不況に逆戻り」
「デフレ再突入?!」
主な「喜楽」の声(約3.5割)
「備蓄米放出で価格競争が始まった」
「どれくらい廃棄されるのか気になる」
まとめ
今回の分析では、セブンーイレブンがおにぎりの値引きセールを実施するというニュースに対して、ネガティブな反応が大部分を占めました。おにぎりの産地のほか、コメの収穫年数などの商品自体や販売方法に対する不信感が強く表れていました。一方で、政府による備蓄米放出の効果に絡めて喜ぶ声も一部に見られました。
ライターコメント
セブンのおにぎりが、期間限定ながら「税込み183.60円」までの商品なら一律75.6円引きの「108円」となる今回のセール。物価高の中での値下げという歓迎すべきニュースだったにも関わらず、SNSでは「スーパーの販売価格と同程度になっただけ」と冷ややかな意見が多数見られました。その背景にあるのは、昨年秋頃にSNSを中心に写真とともに広がった「容器の底が見た目より高いお弁当」や「中身がスカスカのおにぎり」といった「ステルス値上げではないか」という懸念や批判だと考えられそうです。今回のセールは果たして成功を収めるのでしょうか。セールの行方に注目です。